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今日のおやつ:山の稜線を
なぞるように渡る月を羊羹で表現。
とらやの「満ちる月」

コロカルニュース

posted:2015.9.18   from:東京都港区  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

今日のおやつは、9月27日(日)の
中秋の名月に食べたいおやつ。
「とらや」さんの羊羹「満ちる月」です。
琥珀製の満月が山の向こうに浮かんだ詩的な情景がお見事!
羊羹のなかに、満月が山の稜線をなぞるように
渡っていくさまを表現しています。
透き通る月の透明感が美しい、
食べるのがもったいなくなるような生菓子です。

このお菓子が誕生したのは、2011年のこと。
虎屋ビル2階にあった「虎屋ギャラリー」で開催された、
第74回虎屋文庫資料展「和菓子を作る-職人の世界-」展がきっかけ。
御殿場工場の職人が創作した羊羹を展示する「棹菓子コンテスト」で
得票数が一位に輝いたのが、この羊羹でした。

このお菓子を開発した職人さんに、
作った背景を聞いてみました。

ーどうしてこの形を思いついたのですか?
「以前より切った時に向こう側が見える月や動物形を
羊羹に入れたいと思っていたので。」

ーーすごく繊細なお菓子ですが、作るときに気をつけることは?
「特に月の位置に注意が必要です。
月の位置によってかなり印象が変わります。」

ーーおすすめの食べ方は?
「切ってからライトを照らすととても綺麗で神秘的な感じがします。
食べる前に部屋を暗くして試してみて下さい」

「満ちる月」は、伊勢丹新宿本店本館ほか、
9月16日(水)~29日(火)の期間、
三越・伊勢丹各店舗にて限定販売されます。
ただし限定数のため、販売終了が早まる場合もあります。
取り扱い店舗は本記事の最後に。

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「とらや赤坂本店」が10月7日をもって休業

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「虎屋赤坂店写真コンクール」の作品「昭和39年 虎屋ビル」

赤坂本店限定 特製羊羹『千里の風』 価格:ハーフサイズ 1,944円(税込) 竹皮包 3,888円(税込)

ちなみに、これまで51年間営業してきた「とらや 赤坂本店」が、
虎屋本社社屋の建て替えに伴い、
2015年10月7日(水)をもって休業するのをご存知ですか?
ただいま赤坂本店では、休業前の特別企画を開催中。
昭和38年、39年に開催された「虎屋赤坂店写真コンクール」の作品の
展示や、本店限定の特製羊羹「千里の風」の販売を行います。
そしてビル自体も、昭和39年竣工当時に行われていた
ライトアップを再現。実はこのビル、「行灯(あんどん)」を
モチーフとして誕生したものなんです。
赤坂の夜に「行灯」がふたたび灯ります。
こちらもぜひお見逃しなく。

現在のライトアップ

■「満ちる月」取り扱い店舗

新宿伊勢丹、日本橋三越、銀座三越、千葉三越、松戸伊勢丹、
浦和伊勢丹、 府中伊勢丹、立川伊勢丹、相模原伊勢丹、
札幌三越、札幌丸井今井、仙台三越、名古屋三越、京都伊勢丹、
高松三越、松山三越、福岡三越、福岡岩田屋

■とらや赤坂本店

東京都港区赤坂4-9-22

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