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今日のおやつ:
普通のあんぱんじゃない!
北海道・月寒の道路を作った
「月寒あんぱん」

コロカルニュース

posted:2013.12.8   from:北海道札幌市豊平区  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

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Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

今日のおやつは、北海道札幌市の和菓子店「ほんま」さんの
名物「月寒あんぱん」。ほんまさんが明治39年に創業して以来、
ながく愛されているロングロングセラーな商品です。

あんぱんといっても、パン屋さんで売られている
ふわふわのパンに包まれているものではなく、
小豆のこし餡を薄い皮で包みこんだ、どっしりとしたまるで月餅のようなお菓子。
十勝産のこし餡を使った、素朴で食べごたえがある、ほっとするおやつです。

なぜちょっとかわったあんぱんが生まれたのか?
という理由は、100年前にまでさかのぼります。
当時の日本は、東京で生まれた「あんぱん」がブーム。
それを聞きつけた北海道の職人は、自分でもあんぱんを
つくってみようとしたのですが、レシピを
知る人がいませんでした。
そこで聞いた情報で、見よう見まねで作ったのが
この「月寒あんぱん」というわけです。

明治44年には、兵隊さんたちが月寒に道路をつくっている際、
感謝をこめて毎日このあんぱんを差し入れていました。
この道路は愛称を込めて「アンパン道路」と呼ばれ、
記念碑も建てられているんだそうです。いい話!
詳しいエピソードはこちらに掲載されています。

お値段はひとつ120円、お味は元祖の小豆こしあんから
南瓜あん、黒糖あん、黒胡麻あん、抹茶などバラエティゆたかに取り揃えています。

株式会社ほんま 「月寒あんぱん」

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