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参加者は、学生が16人、そのうちふたりが留学生で、
1泊2日の行程です。
まずは、地元の下田高校からスタート。
高校生と大学生混合の何グループかに分かれて、
高校生から下田の魅力や課題をヒアリング、
そして、課題解決のアイデアを発表しました。
高校生と大学生。歳も近いこともありすぐに打ち解けています。静岡のテレビ局や新聞の取材もはいるほど、地元では注目されていました。
大学生にとっては下田を知るファーストステップ、地元高校生にとっては、地域を考えるヒントや今後の進路の参考にもなる貴重な機会になったようです。
その後、市役所に場所を変えて、
行政の担当者からSDGsの取り組みの紹介があり。
次に、サポート役として参加している自分が、
なぜ東京から下田に移住したのか?
そして移住してからの下田での暮らしの様子をお話しさせてもらいました。
行政としてのSDGsの取り組み、廃ペットボトルを再利用、放置竹林の有効活用の事例を紹介。
そして、フィールドへ。
まずは、市内でもっとも漁の盛んな須崎地区へと移動し、
須崎漁港と恵比須島を回りました。
漁港では、最近起きている海の変化について説明。
島といっても橋で渡れる恵比須島。伊豆半島ジオパークの代表的なスポットで、ジオパークならではの『地球の成り立ち』を感じることができるスポットです。15分もあれば1周でできる小さな島、お連れしたみなさんの多くが感動してくれます。
ダイナミックな地形に学生たちは興味津々。
島のあちこちにある『四角い穴ぼこ』はなんでしょう? という質問を学生たちに投げかけてみました。おわかりになりますか? 答えは……石(伊豆石)を伐りだした跡です。伊豆石は、海運が盛んだった江戸時代には船で江戸に運ばれて、江戸や横浜のまち並みをつくっていた歴史もあります。
恵比須島の南端にて『地球は丸い!』を実感してもらいました。みなさんとても感受性が強く、リアクションたっぷりで地元側としてもうれしくなります。高校時代はまるごとコロナ禍だったという世代で、よりこうしたリアルが響くのかもしれません。たくさんリアルを感じてほしい!