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LivingAnywhere Commons伊豆下田
都市と地方の
「スキルの交換」の場をつくる|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.137

Page 3

場所にとらわれない
ライフスタイルが地方を変える?

LivingAnywhere Commons 伊豆下田の外観

株式会社LIFULLが運営するLivingAnywhere Commons 伊豆下田。伊豆急下田駅から徒歩7分、ご覧の通り漁船が停泊する河口、港に面する立地です。こちらの拠点マネージャーとして運営に携わっています。

全国に50拠点以上あるコミュニティ型多拠点コリビング
〈LivingAnywhere Commons(以下 LAC)〉は、
月額制でどこの拠点にも滞在可能となっています。
そこに集うのは「場所にとらわれないライフスタイルを実践する人」が
メインで、LAC伊豆下田はそのなかでも最も多くの方が利用する拠点です。

LAC自体はコロナ禍以前からあるものの、
コロナ禍によるリモートワークの普及によって
その利用者数は飛躍的に伸びています。
当初、そのほとんどはWeb系などのフリーランスや起業した方でした。
でも、コロナ禍を経て企業でもリモートワークが一般的になり、
会社員の方も多く来られるようになったのです。

LivingAnywhere Commons 伊豆下田の内観

LAC伊豆下田、コミュニティスペースの様子です。最近は地域の方がふらりと遊びに来てくれるようになりました。

そしてLACの特徴ともいえるのが、
ユーザー同士のコミュニティが活発なこと。
月額制ということで、
一般の宿泊施設と比べると長期滞在の方が多く、
宿泊者が利用できるキッチンでともに食事をつくり
ともに食卓を囲むという機会も多くなり、
結果コミュニティが形成されやすいのでしょう。

LAC伊豆下田で開かれたユーザー同士のパーティーの様子

多くは単独でLACを利用し始めた方々なのですが、この場がきっかけでつながりが生まれ、コミュニティが形成されています。初めて来た方がここでの滞在が楽しすぎて延泊につぐ延泊、なんてことも何度かありました。

フリーランスの方々も企業に属する方々も、
LAC伊豆下田で仕事をしつつ、
そのコミュニティや下田の自然やまちを楽しみながら滞在しています。

まだまだ、こうした「場所にとらわれずにできる仕事」は
全体から見ると少数ではあるでしょうが、
今後はさらに普及していくでしょう。

そうなったらば、
「地方創生」の必須条件として「地場産業創出」が必要である
という状況が変わってくるのではないか?
自然やまちが魅力的でさえあれば、人が集まり、
結果、地域が活性化される。
この場でリモートワークの普及を実感することで、
そんな未来を間近に感じています。