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全国に50拠点以上あるコミュニティ型多拠点コリビング
〈LivingAnywhere Commons(以下 LAC)〉は、
月額制でどこの拠点にも滞在可能となっています。
そこに集うのは「場所にとらわれないライフスタイルを実践する人」が
メインで、LAC伊豆下田はそのなかでも最も多くの方が利用する拠点です。
LAC自体はコロナ禍以前からあるものの、
コロナ禍によるリモートワークの普及によって
その利用者数は飛躍的に伸びています。
当初、そのほとんどはWeb系などのフリーランスや起業した方でした。
でも、コロナ禍を経て企業でもリモートワークが一般的になり、
会社員の方も多く来られるようになったのです。
そしてLACの特徴ともいえるのが、
ユーザー同士のコミュニティが活発なこと。
月額制ということで、
一般の宿泊施設と比べると長期滞在の方が多く、
宿泊者が利用できるキッチンでともに食事をつくり
ともに食卓を囲むという機会も多くなり、
結果コミュニティが形成されやすいのでしょう。
フリーランスの方々も企業に属する方々も、
LAC伊豆下田で仕事をしつつ、
そのコミュニティや下田の自然やまちを楽しみながら滞在しています。
まだまだ、こうした「場所にとらわれずにできる仕事」は
全体から見ると少数ではあるでしょうが、
今後はさらに普及していくでしょう。
そうなったらば、
「地方創生」の必須条件として「地場産業創出」が必要である
という状況が変わってくるのではないか?
自然やまちが魅力的でさえあれば、人が集まり、
結果、地域が活性化される。
この場でリモートワークの普及を実感することで、
そんな未来を間近に感じています。