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お米の自給自足で、喜び、感謝し、
悩み、苦労した58日間の記録。
SNSに投稿した本音とは?|Page 4

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.133

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梅雨が明けたらやること

2022年6月29日 稲梓の田んぼ記録 32日目
「梅雨明けとともにやってきた猛暑」

“6月?という強い日差し。
でも、田んぼを抜ける風が気持ちいい。
おたまじゃくしとカエルも気持ちよさそうに田んぼを泳いでる。
青空、稲の緑、水の向こうに見える田んぼの土。
そのコントラストがとても綺麗〜
先日、ねばってやった草取りの成果で、雑草はだいぶ落ち着いた。
もう一回、草取りすれば大丈夫そう。
そろそろ中干し(事項で説明)。
前の田んぼはなかなか水がきれなかったけど、ここはどうだろか。”

雑草がだいぶ落ち着いた田んぼ

2022年7月2日 稲梓の田んぼ記録 35日目
「草取り、草刈り、中干し開始!」

家族揃っての田んぼの草取り

“娘と妻は田植え以来の田んぼ
妻と娘、草取り。
自分は畦の草刈り。
良き時間。
ひとりでやるより断然進みが早くありがたい。
妻と娘は久々の田んぼというこで、1か月の稲の成長に驚いてた。
確かに驚くほどの成長。

でも、そんな成長を止めるべく中干しを始めた。
田んぼをやってない人は、
中干しってなんぞや? なぜ成長を止める? と思うでしょう。
田植えから1か月くらいして田んぼに入る水を止めて、水を切る。
それが中干し。
いろいろと効果が言われていて、ざっというと…
・茎が増えていく分けつをとめて、1本1本を強くする。
・土のガスを抜き、土壌環境を健全に。
・土の中に酸素をいれて、根を健全にする。
などなど。

中干しを終える頃、1本1本がさらにたくましくなってることを
期待しつつ、水路の水を止める。
子どもも稲も、成長を間近で感じることができるって、
きっととっても幸せなことなのだろう。
ありがたや。
じっくり見守りたい。”

2022年7月9日 稲梓の田んぼ記録 42日目
「稲の奴隷」

水が切れ土が割れてきた田んぼ

“中干しをはじめて1週間。
水が切れて土が割れてきた。

土の中に空気が入って
根に酸素がいってる感じ。
よしよし。

稲の間に生えた取り切れてなかったコナギ

乾き始めた土の上に足を踏み入れ、
取り切れてなかったコナギを抜き取る。
3時間やって腰に限界がきたので、残りは来週にしましょ。
コナギは8月には花が咲き、種を落とし始める。
それまでにはこの田んぼからお引き取り願いたい。
ちなみに1株あたり1000粒の種を落とすらしい。
恐ろしや。
しかしまあ、稲が健全に育つために
どれだけの苦労をしてるのだろうか。

『サピエンス全史』を書いた湯ヴァル・ノア・ハラリさんは
ヒトは小麦から見たら奴隷だ、なんて表現してたけど、
まあ、本当にその通り。
わたしゃ稲の奴隷です。

お稲さま、奴隷めが頑張りますので健全に育ってくださいませ。
こうして、視点を変えて、視点を広げて世界を見る大切さを
あらためて感じている週末でございます。”