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まず、LACはそのコンセプトからして、
いわゆる宿泊施設とは一線を画します。
LACが大切にしているのは何よりも「コミュニティ」。
あくまで「コミュニティマネージャー」がメインになりますが、
「マネージャー」ももちろん、そのコミュニティづくりを担います。
先に書いた職歴で、「自営業での飲食店経営」とありますが、
いわゆる「場末のバー」を経営していました。
音楽好きや映画好き、バイク乗りが集うようなごちゃごちゃとした店で、
定期的にイベントなどもやっていたその店の売りは、
それこそ何よりも「コミュニティ」。
また、リノベーション会社で10人ほどの部署の管理職の経験あり、
とも書きましたが、
管理職として最も大切にしていたのは、
スタッフがいかに楽しく生き生きと仕事をできるか? という空気づくり。
声をかけていただいたLAC伊豆下田のマネージャーという仕事での
コミュニティづくりにも生かすことができるのでは? と感じています。
さらにLACでは、そのコミュニティが施設内だけで完結するのではなく
地域の人と関わりを持つことも重視しています。
コミュニティのメンバーがそれぞれの地域と関わりを持ち、
メンバーにも地域にもWIN-WINとなるような関係をつくり出すことこそが、
各地にLACの拠点がある意味なのです。
つまりLACのメンバーという、ある意味地域にとっての「ヨソモノ」と
地域の人をつなげることが大きな役割といえます。
移住して丸5年が経ち、地域の人とのつながりもそれなりにできてきました。
とはいっても、もちろんまだまだ「ヨソモノ」ですし、
下田のような移住者の多い地域では、
移住者同志のつながりというのもあります。
この連載や、地域の情報発信のライター業などもやっていることもあり、
地域で精力的に活動する方にお会いすることも多いです。
そんな自分ならではの、
「ヨソモノ」と地域の人とのつなげ方ができるのではないか?
そうも感じています。