menu
記事のカテゴリー

捨てず、買わずにDIY!
引っ越しの体験から生まれた
わが家のエコな工夫|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.123

Page 2

モノと向き合った日々

居で暮らし始めて3か月が経ちました。
「落ち着いた?」とよく友人に聞かれるのですが、いやまだまだ。
夫は私が事務所として使う部屋の改装に取り掛かっていて、
未だに大工仕事をしてくれています。

私も最近、自分専用のインパクト(電動工具)を購入して
DIYを楽しんでいます。
新居の修繕で夫にいろいろ教えてもらったことで、
以前より自分でできることが増えて楽しくなりました。

板を切断する津留崎鎮生さん

満開の河津桜

引っ越しをしたのが12月。それから季節が移り下田は春爛漫、河津桜が咲き乱れています。

キッチン用の棚を制作中

新居は押し入ればかりでいわゆる棚がなく、食器や鍋を入れる棚を制作しているところ。本当は無垢板を使いたいけれど、コスパを考えて今回は針葉樹合板を使用。

〈マキタ〉のインパクト

私が購入したのは〈マキタ〉というメーカーのインパクト。以前は使うときにだけ夫のを借りていたのですが、マイインパクトがあるとさらにやる気が出て楽しい。わが家はコードレス掃除機や電動草刈機もマキタ。バッテリーが使い回せるので何かと便利です。

今回の引っ越しでひどく痛感したことがあります。
それは、モノを捨てるということが
いかにエネルギーを要するかということです。

私たちが購入した新居は同じ敷地内に2棟の家が建っているのですが、
それぞれに以前暮らしていた家主さんの残置物がありました。
「これも使えそう、あれも使えそう」と、
最初は楽しみながら作業していたのですが、
想像以上に時間とエネルギーがかかるものだと初めて知ったのです。

「オフクワケ」という地元のネットワークで
欲しい方に差し上げたりもしたのですが、キリがない。
リサイクルショップでも引き取ってもらえないということで、
もったいないけれど捨てることにしました。

夫と私、さらに友人と業者さんの力も借りて
ゴミ処理場と家を何往復もしました。
夫は毎日のように捨てに行っていたので
「不用品処分の業者さんじゃないよね?」と受付の人に尋ねられるほど。

残置物を処分中の津留崎徹花さん

新居の残置物を処分している様子。この頃は意気揚々と楽しくやっていたのですが、想像していたよりもなかなか大変で。

その作業を終えたあと、今度は自分たちの引っ越し準備をスタート。
すると、またモノの多さに圧倒されてしまい疲労困憊……。
普段使っているものは仕方ないとして、
「いつか使うかも、もったいないからとっておこう」
と、その存在すら忘れていたモノも多数ありました。

引っ越し前になんとか減らそう! と意を決して、
断捨離の提唱者やましたひでこさんの動画を聞きながら作業してみる。

数日間かけていらないモノをゴミ袋に詰めてスッキリした~! 
と思って振り向いたところ?? 
あんなに捨てたはずなのに、それでもまだこんなにモノがある……。
ひょっとして、ここからが本当の断捨離っていうのか……? 
ということに気づいて愕然としました。

そうこうしているうちに引っ越し当日を迎えてしまい、
結局そのまま膨大な量のモノと共に
引っ越しをすることになってしまったのです。
手伝ってくれた友人たちに申し訳ない気持ちでいっぱいに……。

軽トラックに冷蔵庫をのせる

引っ越しを手伝ってくれた友人たち。冷蔵庫も大型なので運ぶのに一苦労しました。本当にみなさん、ありがとう!