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以前、設置工事が終了した時点で、
薪ストーブについて書きました。
その記事でも触れましたが、本体はともかく
煙突部材でかなりの出費となることがわかり、
薪ストーブ自体を導入するかかなり悩みました。
でも、いまは導入して本当によかったと感じています。
もちろんデメリットもありますが、
それを打ち消すメリットがあると思えるからです。
メリットは「暖かさ」と思われるかもしれませんが、
実は前の家で大型の灯油ストーブを使っていたので、
正直、そこはあまりメリットに感じていません。
では、何がメリットか? というと
「楽しさ」が一番のメリットだと感じています。
火をつけるのも楽しいし、火を調整するのもまた楽しい。
楽しい? エアコンやファンヒーターであれば
ボタンを押して温度を設定すれば終わりです。
部屋を暖めるのに「楽しさ」が必要なのか? とも思えます。
でも薪ストーブは料理に使うのもまた楽しいですし、
何より火を囲むこと自体に魅力があるのです。
もちろん、燃料代がかからない、という実質的なメリットもあります。
環境に与える負荷が少ないというのもすごいメリットなのでしょう。
でも、薪となる木を確保して、それを薪とするために
伐ったり割ったり、そして火起こし、火の調整、
薪ストーブまわりの掃除などにかかる時間と手間はかなりのものです。
はっきり言って想定以上でした……
(薪ストーブ導入をお考えの方、覚悟してください!)。
いくら燃料代がかからない、環境負荷が少ないとはいえ、
その楽しさがなければ、薪ストーブにしてよかった!
と思えなかったかもしれません。
このように、キッチンの食器洗いにしても部屋の暖房にしても、
ボタンひとつでできてしまう便利な時代であるのに、
より手間のかかるほうへ、という暮らし方になってきました。