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4年目となるわが家の米づくり、
10月に稲刈りと脱穀を無事に終えました。
待ちに待った新米、家族揃ってはじめのひと口を口に運ぶと、
娘の顔がニンマリ「おいしい!」。
昨年の米と比べても、今年のほうが甘みが強く
やさしい味わいに奥行きを感じる。あまりにもおいしいので、
「これ、日本一おいしいお米なんじゃない?」と私も言い出す。
夫も「いや、これは本当においしい!」と
なんとも幸せそうな表情でした。
田んぼを手伝ってくれた友人や、いつもお世話になっている方々にも
新米をお裾分けしました。すると、やはり評判は上々。
「伊豆で食べた米のなかで一番おいしかった」という感想もいただき、
雑草と戦ったかいがあった……と苦労が報われたような気分になります。
以前もこの連載で触れたことがあるのですが、
米づくりをすると米以外にもたくさんの副産物を得ることができます。
藁や籾、そして玄米を精米するとでる米ぬかです。
わが家では米づくりをしている友人のところにお米を持ち込み、
籾摺りの機械を使わせてもらっています。
籾摺りをした状態がいわゆる玄米なのですが、
その玄米を自宅の精米機で少量ずつ精米して食べています。
精米すると玄米の表皮が削り落とされ、白米とぬかになります。
米ぬかの使い道といえば代表的なのはぬか漬けかですが、
それ以外にもいろんな使い道があります。
今回は、そんな米ぬか利用法をご紹介します。