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米づくりの思わぬ副産物!
料理に、美容に、洗剤に。
米ぬかの活用法|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.117

Page 2

新米を味わったあとは?
米ぬかの利用法

年目となるわが家の米づくり、
10月に稲刈りと脱穀を無事に終えました。
待ちに待った新米、家族揃ってはじめのひと口を口に運ぶと、
娘の顔がニンマリ「おいしい!」。

昨年の米と比べても、今年のほうが甘みが強く
やさしい味わいに奥行きを感じる。あまりにもおいしいので、
「これ、日本一おいしいお米なんじゃない?」と私も言い出す。
夫も「いや、これは本当においしい!」と
なんとも幸せそうな表情でした。

稲刈りの様子

子どもたちと稲架掛け作業

今年は天候に恵まれ、手植え手刈り天日干しの三拍子が揃いました。お天道様のおかげなのか、友人たちと一生懸命雑草を抜いたからなのか、本当に甘みがありおいしいお米となりました。

田んぼを手伝ってくれた友人や、いつもお世話になっている方々にも
新米をお裾分けしました。すると、やはり評判は上々。
「伊豆で食べた米のなかで一番おいしかった」という感想もいただき、
雑草と戦ったかいがあった……と苦労が報われたような気分になります。

土鍋で炊いた新米

雑草取りの様子

抜いたそばからまた生えてくるしぶといコナギとの戦い。けれど、雑草に取られてしまう養分が稲に行き渡ったからおいしいお米に育ったのかも? 真相はわかりませんが。

紙の米袋に入ったお米

娘と夫がつくった消しゴムハンコをペタッと押して、藁で結ぶのがわが家流です。

以前もこの連載で触れたことがあるのですが、
米づくりをすると米以外にもたくさんの副産物を得ることができます。
藁や籾、そして玄米を精米するとでる米ぬかです。

わが家では米づくりをしている友人のところにお米を持ち込み、
籾摺りの機械を使わせてもらっています。
籾摺りをした状態がいわゆる玄米なのですが、
その玄米を自宅の精米機で少量ずつ精米して食べています。
精米すると玄米の表皮が削り落とされ、白米とぬかになります。

精米した後の白米とぬか

左が白米、手前右がぬか、右奥が精米機。

米ぬかの使い道といえば代表的なのはぬか漬けかですが、
それ以外にもいろんな使い道があります。
今回は、そんな米ぬか利用法をご紹介します。

ぬか床

義母が何十年と続けているぬか床。わが家のぬかを使ってもらっています。