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で、今年はどうなるか? 期待と不安を胸に天気予報とにらめっこ。
どうやら天気は大丈夫そうなので予定どおり土曜日開催ができそうです。
その後の天気も安定しているし、一時期よりはイノシシもおとなしい。
これは手刈りして、乾くまで天日干しできちゃうのではないか?
1年目以来の手刈り天日干しをすべく、段取りを進めました。
その段取りで悩ましかったことがふたつ。
まず、ひとつが、稲架掛けの竹です。
1年目の稲刈りの前に、竹を山から伐り出し、
その竹で稲架を組み、天日干しをしました。
数年は使えるとは聞いていたその竹ですが、
状態を確認したところ、何割かがだいぶ傷んでいる。
ということで「稲刈りまでに、また竹を伐りに行かなければ」と、
ここしばらく頭の片隅でずっと思っていたのですが、
仕事やら自宅リノベやらで手一杯でなんとなく後回しに。
やっと重い腰をあげたのが稲刈り数日前のこと。
前回、伐らせてもらった竹林の所有者に竹を伐る了承をもらって、
どれくらい竹を伐るか? 検討するために
田んぼの奥にストックしてある竹を確認しに行きました。
その竹林は田んぼからは車で20分以上もあるので、
伐採したらトラックで運ぶ段取りです。
竹を確認しつつ、隣の田んぼの方とそんな状況を話していると、
「そんな遠くから持ってくるんじゃなくて、
そこの竹伐ったらいいじゃないか、
地主さんに聞いてやるよ。逆に喜ぶよ」
と、すぐそこの竹林を指さしながら、
ありがたいお言葉をかけていただきました。
そして、許可を得て、田んぼから徒歩1分の竹林の竹を
伐採できることになったのです。
というこで、稲刈り前日に近くの竹林で竹を伐って、
田んぼに運ぶという、何ともギリギリな段取りで準備を進めました。
そして、何本か伐って、田んぼまで運んでいると辺りが暗くなり始める。
伐ったのがまだ残っているし、まだ足らなそう……。
我ながら段取りの悪さに情けなくなるけど、
この近さなので当日運ぶのでもよいかと、とりあえず終わらせました。
そして、もうひとつのお悩みが、
通常、稲刈りの頃には田んぼの水を抜いてぬかるみを取るのですが、
なかなか水が抜けてくれないことです。
水をしっかり抜くためには、田んぼに溝を掘ります。
その作業を何度かやったのですが、
いよいよ稲刈りという段階になっても、
どうにも一部分のグズグズが直らない。
ということで、こちらもギリギリの段取りですが、
前々日、前日に水が抜けきらない箇所に溝を掘り、
水の抜け道をつくってあげる作業をしました。