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米づくり4年目の稲刈り!
手刈りと天日干し、今年はうまくいく?|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.114

Page 2

やってきました4回目の稲刈り!

日10月9日にわが家の田んぼの稲刈りをしました。
2017年に下田に移住し、
その翌年18年に米づくりを始めたので、4回目の稲刈りです。

稲穂

稲刈り直前の田んぼの様子。しっかり実ってくれました。

畦の草刈りをする妻

稲刈りを数日後に控えて畦の草刈りをする妻。草刈り機の扱いも手馴れた感じになりました。写真右側、お隣の田んぼはひと足先に天日干しを始めています。

わが家の田んぼは自家消費用、
手伝ってくれた友人たちに分ける米をつくる
一反弱の小さい田んぼなので、
手植え手刈り、そして天日干しにこだわっています。

この天日干しですが、米の産地では
効率的な機械乾燥にかけるのであまり行われていません。
でも、自給用の米づくりの田んぼが多い地域や
機械の入りにくい中山間地ではいまでも行われていて、
伊豆はまさにそんな地域。わが家の田んぼ周辺では
天日干しが当たり前に行われています。

では、この天日干しと機械乾燥は効率だけが違うのかというと、
それだけではありません。
天日に干すことでアミノ酸と糖の含量が高くなる。
籾を下にして干すことで、稲藁に残っている養分が籾に落ちていき、
旨みと栄養分も増すといわれています。

とはいっても、手植え、手刈り、天日干しが
最後までできたのは最初の年だけです。

1年目は天候に恵まれ、手植え手刈り天日干しの
三拍子が見事にそろいました。

2年目は、全国に甚大な被害をもらたした台風19号が
稲刈りの直前に接近。悩みに悩んだ末、
手刈り天日干しをあきらめて急遽機械で刈り、
そのまま機械乾燥としました。

3年目の昨年は、稲刈りを予定していた週末に台風直撃……
ということで平日に日程変更。
参加表明をしてくれていた友人たちも急な日程変更で都合がつかず、
また、娘や娘の友だちも学校があるので来れず。
人数的に手刈りでは到底終わらなそうだということで、
機械を借りて刈りました。

でも、せめて天日干しはしたいと、稲架(はさ・はざ)を組んで
天日干しをしていたのですが、田んぼにイノシシが入ってしまい、
干してある稲を片っ端から食べ始めました。
このままにしていたら、イノシシの餌を
一生懸命育てたことになってしまいそうだということで急遽撤収。
結局は、天日では乾ききらなかったので、残りは機械で乾燥しました。

「ハーベスタ」という機械で脱穀

昨年、急遽天日干しを取りやめた際には、お隣の田んぼの方に 「ハーベスタ」という機械をお借りして脱穀。皆様にお世話になりっぱなしです……。