menu
記事のカテゴリー

家族でDIYリノベの家づくり。
慣れない作業に妻も参戦!|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.113

Page 3

手伝わざるをえない状況に…

間取りはもちろんのこと、洗面所やキッチンに使うあれこれ、
床材など決めることは山盛り。
けれど私にとって人生で初めての家づくり。
建築に関わってきた夫には簡単に想像がつくことも、
私にはイメージがつかず、なかなか決められないのです。

キッチンに関しては特に時間がかかってしまったのですが、
「使いやすく清潔に保ちたい」という私の要望で、
システムキッチンにすることにしました。

自由に設計して現場でつくり上げる造作キッチンというやり方もあり、
コストやデザインのメリットはあるものの、
使いやすさや手入れのしやすさからすると
システムキッチンのほうが安全。

そこからです、どこのメーカーにするか、
アイランドがいいのか、壁付がいいのか、
どの場所にどの方向で設置するかなど、迷いすぎる。
「よし、これでいこう!」と夫に宣言した翌日、
もっとほかにあるんじゃないかとまた迷いだす。

そんなことの繰り返しが2か月近く続いていたと記憶しております。
最後の最後まで悩み、最終的には夫が考えてくれた別の案に
「これがいいー!」と私も納得。
「もう変更はできないからね……?」と夫から念を押され、
ようやくこのキッチン問題が収束したのです。

正直、夫との仲が険悪になったこともありましたが、
私のわがままに気長につき合ってくれた夫に深く感謝しております。
これもいい思い出になるはず。

夫が新しいフローリング材を切断中

作業を足踏みさせたのは私の優柔不断さに原因がある。
にもかかわらず、夫の作業を傍観するだけで
ほとんど手伝ってきませんでした。
現場の作業なんて私には手も足も出ないだろうし、
だって体力ないし腕力ないし、
使ったことのない機械ばっかりだし……と。

けれど、いよいよそうも言っていられない状況になってきた。
ということで、私も少しずつ手伝うようになりました。

娘の部屋のペンキ塗り

とりあえず自分ができそうなことだけでもと、夏の間は娘の部屋のペンキ塗りを。想像以上に時間がかかり大変だったけれど、仕上がったときはうれしかった!

「墨出し」の作業を夫婦で

床の下地を配置する位置に目印をつける「墨出し」の作業を夫婦で。(撮影:娘)

床にクラフト紙を敷く

娘が撮影してくれた写真。床にクラフト紙を敷くという、夫オリジナルの施工方法。