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無農薬での米づくり、
雑草取りはこんなに大変!
効率のいいやり方は……?|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.109

Page 3

友人たちの助けを借りて、作業開始

そんなある日、友人が
「米づくりのこと知りたいから、なんでも手伝うよ」
と声をかけてくれました。
私ひとりでは無理だけれど、彼女の手を借りたら
無農薬でもできるのかもしれない……?

夫にそのことを相談してみると、
「やってみたら、がんばればできると思うよ」と。
友人にもわが家の事情を話し、日々の作業を一緒にやってもらえないか
相談すると、快く引き受けてくれました。

田植え作業

ということで、今年も例年通りの無農薬栽培での米づくりがスタート。
ところが、これがなかなかに厳しい道のりだったのです。
もちろん草取りが大変なのもわかっていたし、
自分たちの食べるお米なのだから
シノゴの言わずに向き合うのが当たり前。
なのですが、雑草の猛威は私の想像をはるかに超えていたのです。

田植え後の稲

田植え後の稲、風を受けそよそよと。

無事に田植えを終え、
「すくすく育ってくれよ~」と願いながら日々見守ります。
1週間2週間と経過するうちに稲もどんどん伸びていき、
と同時にやってきました雑草天国。

まず目立ち始めたのは小さなヒエです。
ここには稲を植えてないだろう、という場所から
チョンチョン稲によく似たヒエが生え始め、手で抜いていきます。
と同時に、畔に生えている水草のようなものが
どんどん田んぼに侵食していく。それを根っこから抜いていきます。

畔にはえた水草を抜く

畔にはえている水草を抜いている友人。根っこがかなり強く、そうとう力を入れないと抜けない。ひとりじゃできなかった……本当にありがとう。

田んぼの中のヒエを抜く

ヒエ

稲によくにたヒエ。はじめはなかなか見分けがつかないのですが、目がなれてくるとわかるように。

と、ここまではわりとスムーズだったのですが、
そのタイミングで目立ち始めたのがコナギです。

最初は小くてさほど気にしていなかったのですが、
日を追うごとに大きく育ち、密度がどんどん濃くなっていく。
「これは……まずい……」と、
想像以上のコナギ天国(地獄か?)に焦る……。

コナギがこのまま猛威を振るうと栄養を取られてしまう。
病気にかかるリスクも増えるし、
根っこが弱ったら台風に耐えられないかもしれない……
とネガティブな想像が脳裏に浮かぶのです。

ヒエ取りは友人とふたりでやっていたのですが、
それでは間に合わないということで、
別の友人たちにも声をかけて手伝ってもらうことにしました。

複数人でヒエを抜く