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移住して4年目の田植え。
米づくりで感じる子どもの成長|Page 5

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.105

Page 5

毎年の米づくりとともに感じる
娘と友だちの成長

そして、例年はほかの子どもたちと一緒にカエルと戯れていたわが娘。
今年は違いました。4年目ということもあり、
さすがにカエルと戯れるにも飽きたのか、それとも、父親に
「そんな人だと思わなかった」と言った手前、
やらなきゃ! という気持ちが強かったのか。

植え始めから、終わるまでずっと大人に混ざって作業してました。
もうひとり、1年目の田植えから参加してくれている
娘の一番の友だちも、家の都合で少し遅れてやってきたのですが、
来てからは最後まで大人に混ざって田植えをしてくれました。

もくもくと植える娘と友達

ふたりとも、すっかり慣れた手つきです。

一生懸命に大人の中で田植えをするふたりの姿を見ていて、
実はちょいと涙ぐむほどに感動してしまいました
(歳とったせいで涙もろくて……)。

米づくりを始めたのは、ふたりが小学生になったばかりのとき。
自分たちも初めてのことばかりで、
わけがわからないという状態だったので、
それにつき合わされる娘やその友だちとしては、
わけわからないどころではなく「???」の連続だったと思います。

3年前の田植えの様子

3年前、初めての田植えに挑戦するふたり。小さな体で一生懸命に手伝ってくれました。

田植えから始まり、稲刈りまでのさまざまな作業を目の当たりにして、
稲穂が実り、稲刈りをしました。

長い竹を運ぶ子ども

初めての稲刈りでも大活躍でした!

そして、自分たちが手伝った田んぼで
できた米を食べるという経験もして。

収穫した籾

収穫したばかりの籾。この籾を「籾摺り」して、精米すると見慣れた「米」になります。そして、この籾を発芽させて苗をつくり、その苗で田植えをしました。米はタネなんだと、あたり前ながら感心してしまいました。

そうして2年、3年、とわが家の米づくりも年数を重ねていき、
それとともに子どもたちも成長していったのです。

泥だらけの手を見せてカメラに構える娘の友達

ずっとがんばってくれた娘の友だち。移住してすぐの頃、少なからず戸惑いがあった娘と仲良くなってくれた彼女がいなかったら、娘はこんなにこの地になじめなかった。娘がなじめないということは、わが家がなじめなかったということ。そんなこともあらためて感じた田植えでした(いつもありがとうね~)。

米づくりは、いろいろと大変なこともあります。
今年も除草剤を使わないで育てようと思っているので、
草取りにも手間がかかることでしょう。

そうして手間をかけたとしても、
台風や虫、鳥、獣の被害を受けることもあります。
こうして考えると、なんとリスクの高いことを
しているのだろうと思ってしまいます。

でも、この「米づくり」で得るものは計り知れない。
そんなコトも感じた4年目の田植えでした。

さあさあ、米づくりと家づくり。
忙しい夏になりそうです。

植えたばかりの苗

まだまだヒョロヒョロで頼りない田植えしてすぐの苗。しっかり育ってね~。