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まず、いま暮らしている賃貸物件について。
下田移住を考えて不動産業者の情報を探し尽くすも
なかなかよい物件と出会えず、
途方にくれていたときに入った不動産屋で
「不動産業者の情報には載らない物件」を紹介していただいたのが、
いま暮らしている家です。
この家は移住先探しの旅のときに考えていた
「家の条件」の多くを満たしていました。
そんな物件との出会いがあって、下田移住が決まったのです
(詳しくはこちら)。
移住の決め手は「物件との出会い」とよく聞きますが、
まさに! という体験でした。
では、移住先探しの際には具体的にどんな条件の家を探していたのか?
当時重視していた条件を抜粋して紹介します。
1 自給的生活のベースとなるような畑のスペースがある家。
自分たちの食べる野菜は自分たちでつくりたい、そう思っていたのです。
2 井戸水がひける、もしくは、湧き水が汲めるような立地。
日々飲む水が水道水やペットボトルのミネラルウォーターであることに
違和感を感じていました。
3 徒歩、自転車圏内に駅やバス停がある。
子どもが大きくなったとき、どこに行くにも
親が送り迎えをするというのは不自由な気がしていたのです。
4 なるべくお金をかけずに生活を始められる物件価格・賃料。
条件には挙げていなかったのですが、
古民家には妻も僕も憧れがありました。
さらには、いつかは
「エネルギーの自給・オフグリッド」にも挑戦したいと考えており、
そのベースとなるような家を理想としていました。
そして、移住先探しの旅でたどり着いたのは、海沿いのまち伊豆下田。
下田で家を探し始めてからは、万が一の津波のことも考えて
「高台」という条件も加えました。
要するに、「高台で駅かバス停に近くて、水が豊かで、畑ができて、
エネルギーの自給を可能とするような古民家で
安く借りることができる家」を探していたということです。
いま、あらためて振り返ると、
なかなか贅沢すぎるくらいの条件だったとも思います。
でも、幸いなことに(すべてを満たしていたわけではありませんが)
条件に近い家が見つかったのです。