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多拠点居住のサブスクリプション施設
〈LAC伊豆下田〉と
空き倉庫のリノベーションプロジェクト|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.087

Page 2

空き倉庫をどうやって生かす?

年前に伊豆下田に移住してから
いくつかの仕事をナリワイとして暮らしています。
そのうちのひとつが移住前、東京で長く続けてきた
建築の仕事の経験を生かして取り組んでいる、
地元工務店〈山本建築〉での
設計・積算・現場作業・情報発信などの仕事です。

今回は、その山本建築が、地域が抱える課題解決に向けて
始めたプロジェクトについて紹介します
(山本建築で仕事を始めるようになった経緯はこちら)。

プロジェクトが掲載された伊豆新聞の紙面

先日は、地元紙『伊豆新聞』が
このプロジェクトについて大きく報道しました。
空き倉庫をリノベーションし、にぎわい拠点をつくる民間プロジェクト、
として紹介されています。

この空き倉庫はしばらくは使われていなかった、
もともとは建材店の倉庫です。
これをどう生かすか? というアイデアを模索する
ワークショップが開催されて、その様子を取材していただきました。

ワークショップの様子

ワークショップには市内外から17人が参加。(撮影:土屋尊司)

この空き倉庫を買い取り、プロジェクトを進めているのが
山本建築の社長、山本剛生(たけお)さんです。

山本剛生さん

撮影:土屋尊司

空き倉庫を買い取り、それをどう生かすかのアイデアを
ワークショップで模索……? 
こう聞くと「用途も決めずに買い取ったの? なぜ?」
と思われるかもしれません。

でも、そもそもこのプロジェクトが始まったのは、
山本さんがこんな問題に直面したことがきっかけでした。

「地域に若い大工がいない、人口の比率から考えても
大工が少なすぎる。どうにかならないのか?」
山本さんは、以前よりこの問題について頭を悩ませていました。