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下田の魅力的な食を発信!
「伊豆下田、海と山と。」
SNSスタート|Page 5

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.083

Page 5

都市部の人たちと
下田の生産者や商店をつなぐ

都市部の人たちの暮らし、そして下田の生産者さんや商店。
両方の状況を見ていて、自分にできることは何かないのだろうかと
考えていました。

そしてふと思いついたのが、両者をつなげること。
もしそれができたら都市部の人に喜んでもらえて、
下田の生産者さんも助かるのではないかと。

下田漁港

そこで思いついたのが、SNSのページを立ち上げ、
下田の魅力的な生産者さんや商店を紹介しながら
地方発送の情報も掲載することです。

下田にはインターネット環境のない商店や、
検索しても情報がほとんど出てこない小さなお店もあります。
そうしたお店の方に直接情報をうかがい、
商品の値段や購入方法などを掲載することで
注文しやすくなるのではないかと。

下田で暮らしてきたこの3年間で、
仕事でもプライベートでもいろんな方を撮影させてもらいました。
なかには、いままさに苦しい局面にある生産者さんや
商店の方々の姿もあります。
そうした写真を使い、「伊豆下田、海と山と。」を
FacebookInstagramで立ち上げました。

下田湾の漁船

サイトをスタートしてから、さっそくうれしい反応がありました。
Facebookを見た方から、
「下田に行ってお金を落とせないいま、お取り寄せしてます。
でもあまり通販の情報ないのでとてもありがたいです」と。
そして、「お店の方の人となりがわかる記事と写真ですね」
という声もいただきました。

このサイトを見てお取り寄せしていただくのもうれしいです。
そして実際にお店に行ってみたい、
この方に会ってみたいと思って、いつか下田に来ていただけたら。

下田の干物

取材をして気づいたのは、生産者さんもお店の方も
ご自身がつくっているものにこだわりと自信があり、
自分の商売にとても誇りがあるということ。
そういう方々が食を支えている下田というまちが、
以前よりもまた魅力的に感じられています。

中村大軌さん

お米農家を営む中村大軌さん。日本人が守ってきた田んぼという財産を後世に受け継ぎたいという志を抱き、米づくりをしています。〈南伊豆米店〉のHPからお米の通販も可能です。

南伊豆で育った稲穂

このSNSを運営することは、ただ自分がやりたくて始めただけで、
経済的なメリットはありません。
けれど、こうして魅力的な下田の方々の存在にあらためて目が向き、
そうした方々とやりとりをするなかでいろんな気づきをもらっています。
それはいわゆる「プライスレス!」な私の財産となりそうです。

いやいや、収束したらちゃんと仕事もしなくてはですが、
それまでは自分のできるかたちで微力ながら応援していこうと思います。

娘もカメラで撮影中

休校中の娘と一緒に海へ出かけたり、山を歩いたり。一緒に写真を撮影したこの日も、とてもよい思い出となりました。

撮影中の母

娘が撮影してくれた一枚。須崎のひじき漁撮影にて。