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新型コロナ騒動で考える
地方暮らしの可能性とテレワーク|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.081

Page 3

地方暮らしの可能性が広がる「テレワーク」

でも、このコロナ騒動について、
あらためて「地方で暮らす」メリットを感じています。

例えば……
人が少なく、自然に囲まれているので感染リスクの少ない場が多い。
食の生産現場が身近にあるので、
スーパーが空っぽになっても都会ほどには困りません。

経済的な話でいうと、地方は、地価が安く
生活費も安いこともあり受けるダメージは比較的少ない。
そんな点があるかと思います。

田植え風景

田んぼには米が、畑には野菜や果物が、海には魚介類や海藻が。山には水も湧いている。

岩場に座る娘

自宅近くの海にて。誰もいません。感染に関していうとリスクゼロです。長い春休み、海があることで随分救われた気がします。

わが家と庭

わが家は賃貸。5LDKで庭も広い(広すぎて困るほど)。でも、家賃は東京でいったら6帖ひと間のアパートほど。コロナ騒動に関係なく不安定で低空飛行の収入ですが、なんとかやっていけます。

そして、メリットというか、このタイミングで
「地方暮らし」の可能性を感じたことがあります。
この騒動をきっかけに一気に広まった「テレワーク」です。

通勤せず、会社に出社せず自宅で仕事をする。
そのテレワークへの流れと、
あまりに東京に一極集中するリスクが浮き彫りにされたこともあって、
あらためて「地方暮らし」や「2拠点暮らし」へ
目を向ける方も多くいるのでしょう。

また、高速大容量通信の5Gのサービスが始まったことも
この流れを後押しするともいわれています。

自分としては、そもそもは
テレワークを目指していたわけではないのですが、
娘の小学校に学童保育がないという事情があり、
娘が学校から帰ってくる時間には
妻か僕のどちらかが家にいる態勢をとろう、と働き方を変えた結果、
平日午後は自宅で市内の工務店の設計業務や
事務作業をテレワークでしています(詳しくはこちらの記事で)。

妻はカメラマンなので現場に行かなければ写真は撮れないのですが、
実はカメラマンは撮影後の画像処理にもかなり時間をかけてやっていて、
それを自宅でやっています。
つまり、このコロナ騒動が起こる前から
妻も僕もテレワークを実践していたのです。

DIYでつくった仕事机

娘が庭で遊んでいるのを見守りながら仕事。トトロのお父さんになった気分です。デスクはDIYでつくりました。