menu
記事のカテゴリー

伊豆下田の美しい自然が織りなす絶景!
そこで起きている問題とは……|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.077

Page 3

朝日も夕日も。海も山も……!

伊豆下田といえば海のまち。
海の絶景というと海から昇る「朝日」か、
海に沈む「夕日」のどちらかを思い浮かべます。
一般的には海のまちでも、
朝日か夕日のどちらかを望む立地が多いのでしょう。

ところが、この地域は本州から南に突き出た伊豆半島の南端に近く、
三方を海に囲まれた立地。
場所によっては、海から昇る朝日も、海に沈む夕日も拝めるのです。

下田の海と夕日

わが家から徒歩圏内にある外浦海岸からは、海から昇る朝日が拝めます。

初日の出などで海に昇る朝日を見たことのある方も多いかと思いますが、
海に昇る満月を見たことのある方は少ないかもしれません。

夜の海に浮かぶ満月

ムーンロードという言葉は知っていましたが、移住して初めて見ました。満月がこんなに明るいというのも移住して知ったことです。

1月の満月の日、ちょうど娘の友だちが泊りに来ていたので
一緒に見に行きました。
最初は、「なんで夜に海行くの???」としぶしぶだったのですが、
この景色を見たらすっかりハイテンションに。
絶景の持つ力を感じました。

わが家は伊豆半島の南東端にある小さな半島
「須崎半島」の付け根に位置します。
外浦海岸と逆方向に行くと、下田湾越しに
下田の山に沈む夕日が拝めるのです。

道路から見た夕日

日々、行ったり来たりする道路からこんな夕日が……。ついつい立ち止まってしまう気持ち、おわかりいただけますか?

また同じ地区には須崎恵比寿島という、
須崎半島と橋でつながった島があります。
ここから拝む夕日がまたすばらしいのです。

夕日

娘がこの近くで習い事をしていたので、この夕日を拝みながら
娘の習い事が終わるのを待つこともありました。

野水仙群生地の爪木崎

こちらは須崎半島の東端、野水仙群生地の爪木崎(つめきざき)です。
水仙の咲く年末年始に開催される「水仙まつり」には
多くの観光の方が訪れます。
僕は建築の仕事で爪木崎にある施設のメンテナンスを
行っていることもあり、頻繁に訪れています。

下田の山の風景

海の写真が続いていますが、美しい山もあります。
海岸沿いに平地が少なく、すぐに山ということもあって、
山と海が近いというのも特徴です。
こんな幻想的な景色に出会えることもあります。

下田の山々を雲海が覆う

もうひとつの仕事、養蜂場からの景色です。
下田の山々を雲海が覆っています。
でも、よくある雲海の景色とは少し違います。
雲海の先のとがった山、通称「下田富士」の右側に
海が見えているのです。

東京での移住前の数年間はリノベーションの仕事をしていて、
コンクリートに囲まれた埃っぽい現場ばかりでした。
いま、このような景色のもとで仕事をしていることが不思議に感じます。

田植え前の田んぼ

仕事ではありませんが、田んぼを借りて自分たちの食べる米をつくりました。田植え前に地域の人が田んぼの上に鯉のぼりをかけてくれ、なんともいえない牧歌的な風景に。海、山だけでなくこうした田園景色が広がる地域もあります。

稲を天日干し

できた稲を天日干しする稲架(はさ)かけ。日本の原風景ともいえるようなこんな景色をつくりだすことに関われたことは、とても大きな喜びでした。でも、米のつくり手は年々減り、耕作放棄地が増えているという現状も。

こうした景色に喜びを感じることも多くなりましたが、
残念な思いをすることも多くなりました。