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昨年から始めたわが家の米づくりも、今年で2年目となりました。
6月に友人たちと手植えした稲はその後すくすくと育ち、
10月初旬にみんなで収穫しようと計画していました。
ところがです、その稲刈りを目前にして
過去最大級の台風19号がやってくる事態となってしまったのです。
9月に千葉を直撃し、多大な被害をもたらした台風15号。
下田でも民家の屋根が崩壊したり、
地域によっては停電や断水もありました。
わが家の庭でも楽しみにしていたバナナの木を含め、
かなり大きな木が折れていたり。
ひょっとしたら稲もダメになっているかもしれない……
という不安を抱えながら台風が去った翌日に田んぼへと向かいました。
すると、一部の稲が倒れたものの、ほとんどの稲は
斜めになりながらも耐えてくれていて。
ひと晩、必死に耐え忍んであろうその姿は勇ましくも美しく、
感動してしまいました。
けれども、今回の19号はその15号をはるかに上回る勢力だということが
しだいに明らかとなってきました。
日本列島に接近する前は今年一番の勢力とされていた
台風19号でしたが、日を追うごとにさらに発達していき、
2010年代で最も強い勢力だと報道されるように。
そして、非常に強い勢力を保ったまま太平洋を北上し、
下田に上陸する可能性がかなり高いというのです。
最も接近するのは、わが家が稲刈りを予定している前日。