menu
記事のカテゴリー

大きな家から小さな家へ……!?
移住から2年半。再び家探し、始まる|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.069

Page 2

理想を求めて移住し、見つけた家

田に移住して2年半。
実はいま、引っ越しを考えています。
下田以外の土地に移住したいというわけではありません。
下田市内で、しかも同じエリアの中での引っ越しを考えているのです。

下田の海

下田の暮らしは楽しく、充実しています。
しかも、いま住んでいる地区はとても暮らしやすく、
近所の方々もよくしてくれています。
娘も小学校生活を楽しんでいる様子なので、
なるべく転校させたくないです。

では、なぜ引っ越しを考えるのか? 
ひと言でいうと、家に対する「理想」と「現実」を思い知った、
ということになります。

紅く染まった庭の紅葉

移住先探しの旅でたどり着いた伊豆下田。
そこで偶然、出会ったのが、
いま暮らしている家です(詳しくはvol.12をご覧ください)。
この家との出会いが移住の決め手だったといってもいいほど、
当時の我々にとっては条件のいい家でした。

では、移住先探しの際には具体的にどんな条件の家を探していたのか? 
振り返って移住先探しの旅のときに考えていた条件を
あらためて紹介します(vol.3より抜粋しコメント追加)。

1 自給的生活のベースとして。(←自分たちで食べる米や
野菜をつくれるようになりたい、というのが
移住の大きな目的のひとつでした)

2 井戸水・沢の水が飲める。または日常的に汲みに行ける距離に
湧き水がある。
(←ペットボトルの水を買うことや
遠い浄水場から水道管を通って運ばれてくる水を飲むことに
違和感を感じていました)

3 東京へのアクセスのよさ。(←妻は東京の仕事を続ける予定ですし、
ふたりの実家もあります)

4 小学校・中学校が近くにあり、徒歩圏内に駅やバス停がある。
(←田舎暮らしと言えども車に頼りすぎる暮らしはしたくない、
そう考えていました)

5 温暖な気候。(←寒いのが苦手なのです)

6 なるべくお金をかけずに生活を始められる物件価格・賃料。
(←基本的に賃貸で探していました。いきなり「買う」のは
リスクが高すぎる、と。その考えは正しかったと思っています)

そして、このとき条件には挙げていなかったのですが、
理想は古民家で大きな家。
古民家には妻も僕も憧れがありました。
部屋がたくさんあったら民泊をしてみたいとも考えていました。

移住先探しの旅をしてたどり着いたのは、海沿いのまち、伊豆下田。
下田で家を探し始めてからは万が一の津波のことも考えて
「高台」という条件も加えました。

要するに、高台で駅かバス停に近くて、
畑があって古民家で大きい家で安く借りることができて、
井戸があるか湧き水が汲める家を探していたということです。

いま、あらためて振り返ると、なかなかハードル高い……
というか非現実的? とも思います。
でも、あったのです! 条件的にかなり揃っている家が。

植物に囲まれた我が家。築50年以上

古民家とも言えなくない築50年以上の風格のある大きな家
(そもそも築何年から古民家なんでしょうか?)。
大きな庭もあり、畑スペースもあります。
小学校へも徒歩圏内。日々の買い物に行く商店がある
駅周辺までも自転車で行ける距離です。
そして、下田暮らしが始まりました。

地元で評判の湧水スポット

さすがに井戸や湧き水は徒歩、自転車範囲にはありませんでしたが、原付で通う職場の近くで評判の湧水スポットがあり、仕事帰りに汲んで帰っています。