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「夢リスト」が少しずつ実現。
伊豆に移住したカメラマンが叶えたこと|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.066

Page 3

いろいろな人が見て、感じる下田

さて、そこからなぜ写真展に発展したかというと、
夫のひと言が引き金でした。
「クロワッサンの写真すごくいいね、
もっと大きいサイズで見られたらいいのにね」と言うのです。

それを聞いて思い出したのが、写真選びのときのデザイナーの言葉。
「見開き(開いたとき、左右2ページにわたること)にしたら
迫力ありますよね~」と。
大きく見せる、たしかに自分もそれをやってみたい。
ならば、写真展をやるのが一番の方法ではないかと考え始めたのです。

会場はいつもお世話になっている
〈Table TOMATO〉がすぐに頭に浮かびました。
店主の山田真由美さんに相談すると、
「ぜひぜひやりましょう!」と快諾。
ということで、あれよあれよという間に
写真展が開催されることとなったのです。

パネルをカット中

写真を壁に設置

パネルの作成から搬入や設置まで、夫が一緒に作業してくれました。新たな展開を楽しんでくれる夫の支えは、本当にありがたいです。

入り口に飾られたパネル

お店の玄関にはパネルを展示しています。これも夫がつくってくれました。娘もつき合ってくれました。

娘から励ましのメッセージ&イラスト

何やら書いていると思ったら、こんなありがたいメッセージを。

5月中旬から写真展をスタート。
友人や取材でお世話になった方々が観に来てくれました。

地元の漁師さんからは
「いつも見ている風景だけれど、写真にするとこんなに美しいんだね~」
という感想。山間部に住む方からは
「海のほうへあまり行かないから、
こんな風に漁をしているなんて知らなかった」など。

いろんな方からそうした感想を聞くことで、
知らなかった下田のことを私も感じることができました。

写真展の様子

撮影:山田真由美

写真を鑑賞する義母

義母も来てくれました。義母はもともと新潟の漁港で育ちました。「あ~、なつかしいね~こんな風景」とうれしそうでした。

展示を見つめる来場者たち

友人親子も来場

店主の真由美さんと相談して、
この写真展を観光客にもぜひ見てほしいということで
夏いっぱい開催することにしました。
県外からの観光客には、地元の方とはまた違う
捉え方をしてもらえるのだと思います。
そうした感想もまた楽しみです。