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カメラマンひと筋だった妻の
移住後の変化とは?|Page 4

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.063

Page 4

さらに、プロダクトの企画販売も!

そして、つい先日は友人が東京で参加した
コーヒー豆を焙煎するワークショップがすごく良かったという話を聞き、
やはり「東京に行ってみよう」ではなく
「下田に先生をお招きしよう!」という発想で
「コーヒー豆手焙煎ワークショップ」を開催しました。

「コーヒー豆手焙煎ワークショップ」の模様

(一社)日本焙煎技術普及協会 理事の竹林利朗さんをお招きしてのワークショップ。またも伊豆白浜バーベキューガーデンにて。目から鱗のコーヒーにまつわる話に、おいしさだけでなく安全性にも気をつけたい、そんなことも痛感したワークショップでした。

移住前もこうしたイベントに参加していたことはありましたが、
企画や主催はしていませんでした。
というのも、東京であればさまざまなイベントが開催されていて
その必要を感じませんでした。

ここは人口2万人の小さなまち。
開催されるイベントは多くはありません。
なので、「体験したいこと、学びたいことがあったら
下田でイベントを開催して、みんなで共有できたら」
と考えているようです。

なかなか参加者が集まりにくい場所では開催が大変ですが、
下田は東京からでも日帰りで来てもらうこともできます。
自然豊かな観光地ということもあり
イベントの開催場所にも恵まれています。

次は何のイベントを企画するのか? まだ具体化されてはいませんが、
魚のさばき方や子ども向け料理教室の話をしています。

お菓子のつくり方を教える妻

自宅で娘の友だちが遊びに来たときにはお菓子のつくり方を教えることも。子どもたちも、そして妻もとてもイキイキしてます。

そして、もうひとつ大きな動きが、プロダクトの企画販売です。
〈Himono bag〉というアジの干物の写真(もちろん自ら撮影)を
プリントしたトートバッグをつくって販売しています。

〈ひもの万宝〉の平井さん親子が干物トートバッグをもって一枚

詳しくは妻が書いた記事をご覧いただきたいのですが、
わが家から徒歩圏内にある下田を代表する人気店
〈ひもの万宝〉に惚れ込んだ結果、できあがったバッグです。

実は、このバッグづくりは移住前から
妻が個人的に取り組んでいたことでもあります。
例えば、取材で知り合った大分のシイタケ農家さんに
惚れ込んで(惚れ込みやすいのです)、
シイタケの写真を無地のトートバッグに自らプリントした
不思議なバッグをつくり、持ち歩いてました。

でも、正式な商品にするのは下田に来てからのこと。
惚れ込むとなぜバッグ??? 
というのが僕にとっては謎ですが……、
妻にとっては自然なことのようです。

干物トートバッグのパッケージ

手に取った方に「干物」と〈万宝〉の魅力が伝わるようにとリーフレットにもこだわり、下田の友人たちにデザインや英訳を頼んで完成。

発売から数か月。下田市内で数店舗、都内や京都にも販売店舗があり、
ネット販売もしています。
ありがたいことに、先日は結婚式の引き出物に
選んでくれた方もいらっしゃいました。

〈Himono bag〉商品撮影中

〈Himono bag〉商品撮影中。カメラマン歴20うん年、さまざまな被写体を撮影してきた妻ですが、自ら企画したバッグを撮影したのは初めてのこと。