さて、かごにたくさん野草が収穫されたところで、
これからがまた楽しみのひとつ。
持ち込んだ調理道具を用いて、みんなで昼ごはんをつくります。
春菜さんはタケノコの処理を、娘はサラダのクルミの準備中。
タケノコは先のほうだけを使います。普通だとあく抜きをしますが、とったばかりのものならその必要がないのだそう。
そうして天ぷらにしたタケノコ。まったくえぐみは感じられず、ただただ香りがよくおいしい!
春菜さんが今回考えてくれたメニューは、
野草のサラダと天ぷら、そしておひたし。
サラダはタンポポ、コオニタビラコ、ウドに、クルミとゆで卵をトッピング。ほんのりとした苦みや深く濃い味わい。そして、生命力のある野草で体が浄化されるような感覚です。
ウルイとツユクサのおひたし。クセがなく子どもでも食べやすい野草です。採りたての葉は赤ちゃんの肌のように柔らかく、春ならではの青い香り。最高でした。
彩さんが即興でつくってくれたタケノコとキクラゲの中華和え。さっきまで生息していたキクラゲを食べるなんて初体験。肉厚でコリコリとした歯ごたえ、おいしくて箸が止まらない。
アカメガシワ、サクラ葉、柿葉、ウド葉、ドクダミ、タケノコ、オニノゲシ、ユキノシタ、ワラビ、セイタカアワダチソウ、スイバ、三つ葉、ウマノミツバ、タラノメを天ぷらに。彩さんは米粉の製造販売をしています。今回はその米粉で天ぷらをしてくれたのですが、小麦粉よりも風味がよく、さらにカリカリに揚がる。これも大きな発見で、わが家はこの日を境に天ぷらは米粉を使うようになりました。