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みんなで野草を食べてみよう!
自然豊かな伊豆、
身近な山で野草を学ぶ|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.060

Page 3

食べられる野草は
どれくらいある……?

当日の早朝はかなり強い雨。
大丈夫なのか? と心配でしたが、次第に空が明るくなり
集合時間にはすっかり雨もやんでくれました。

この日集まったのは春菜さんと彩さん、彩さんのご主人の完介さんと
息子さんふたり、そしてわが家の総勢8人。
雨露にぬれた地面を踏みしめながら、
水分たっぷりの気持ちのよい山の空気を吸いながら散策開始です。

野草探し

散策を開始したものの、素人目にはどの草も
食べられそうに見えないし、ただの草に見える。
そうした中から、春菜さんは次から次へと
食べられる野草を見つけ出してくれます。

「これはオニノゲシね、これはギシギシ」
初めて耳にする名前ばかり……。

「あ、ここにミョウガがあるね」
聞き覚えのある名前に一同反応。

「ミョウガって、あのミョウガですか?」
「そうそう、あのミョウガ。
もう少し大きくなってから収穫したほうがいいね」

採りたてのウドはみずみずしい

春菜さんが手にしているのはウド。採りたてはみずみずしいので、サラダにして食べたり、味噌をつけてそのままいただきます。

この日はおよそ20種類の野草を春菜さんに案内してもらいました。
不思議なことに、みんな次第に目が慣れていき、少しずつではありますが、
野草を自分たちで見つけられるようになってくるのです。

さらに、いつも素通りしていた地面を
こうしてじっくり見つめるという行為が何だか妙に心が落ち着く。
しかも、自然が生み出したそれぞれの造形美に
あらためて感心してしまいます。

タラノメ

食べられまい! としているのでしょうか、タラノメのこの芸術的なとげ。不思議です。

ユキノシタ

赤い色が美しいユキノシタは、中耳炎のときに葉の絞り汁を耳の中にたらすと治るといわれています。かわいらしい葉っぱを天ぷらにしていただくと、ほんのりとした苦みが感じられます。

キクラゲ

木に自生していたキクラゲ。これも収穫していただきました。

大きくなったタケノコ

「大きくなったタケノコでも、おいしいんですよ」という春菜さん。普通だともう手を出さないサイズのタケノコですが、食べられちゃうんです。