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下田の干物がトートバッグに。
〈Himono bag〉の販売で生まれた、
新たなつながり。|Page 4

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.058

Page 4

Himono bagで生まれる新たなつながり

発案からおよそ1年、ようやくHimono bagが完成しました。
ほっとした気持ちと同時に、
もうあとには引き下がれないという不安もよぎりました。
けれど、実際に販売を始めてからは
その不安もしだいに消えていったのです。

SNSで販売開始を告知すると、友人たちが注文してくれたり
情報を流してくれたりと、商品が次第に動き始めました。

さらに、東京や下田の店舗でも扱ってもらえることになりました。
東京の〈STOCK THE PANTRY〉と下田の〈Table TOMATO〉
そして万宝さん。また、ゴールデンウィークに開催されるイベントでも
友人が販売してくれます。

正直なところ、みなさんの応援に涙が出るほど感動しています……。
こうして、いろんな方の助けを借りながら、
少しずつ広がり始めているのです。

万宝の干物

さらにまた、うれしくなる出来事がありました。
夫が以前この連載で取り上げた白浜にある温泉民宿〈勝五郎〉さん。
その土屋さんご夫妻がHimono bagを買いに
万宝さんに出かけてくれました。
それだけでとってもうれしかったのですが、
さらなるつながりがここから生まれたのです。

土屋夫妻がHimono bagを購入してくれたことを、
万宝さんがFacebookに投稿しました。
それを見た万宝さんの常連客の方が、
勝五郎さんに宿泊してくれことになったのです。

Himono bagがきっかけで、新たなつながりが生まれたのです。

国子さんがこんなことを話してくれました。
「三人寄れば文殊の知恵っていうでしょ。
このバッグがきっかけで小さいつながりができるといいよね。
いろんな個性を持ってる人が結びついて、
また新しいものが生まれて広がっていくような」

見送ってくれる平井家のみなさん

いつもこうして見送ってくれる平井家のみなさん。「お客さんは数ある干物屋の中からうちを選んでくれたんですよね、それだけで感謝です。せっかく来てくれたんだから喜んでくれたらいいな~って思うんですよね」と、国子さん。

いままで踏み込んだことのない新たな世界を経験しています。

「カメラマンなのに、私はいったいなにをやっているのだろうか……」
と思うときも正直あります。
けれど、やはり新しいことに挑戦するのは刺激的であり楽しいものです。
いままで見えていなかったことに気づいたり、
新しいつながりが生まれたり。
Himono bagをつくってみて、そんなことを感じました。

干物バッグ

Himono bagは以下で販売しています。
よろしくお願いいたします!

IKACHI

Web:https://ikachi.stores.jp/

Instagram:@ikachi65

万宝

Instagram:@himono.manpou

STOCK THE PANTRY

Instagram:@stockthepantry

Table TOMATO

Instagram:@tabletomato

information

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ひもの万宝

住所:静岡県下田市柿崎707-13

TEL:0558-22-8048

営業時間:9:30~18:00(イートイン 11:00~17:00 L.O.)

定休日:水曜

Web:ひもの万宝

文 津留崎徹花