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米づくりは雑草との闘い!?
「田んぼと向き合う日々」から学ぶこと|Page 4

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.045

Page 4

中干しをして、ようやく稲が…!

そして、稲もだいぶたくましくなってきた田植え後1か月半頃、
田んぼの水を抜く「中干し」という工程に入ります。
いろいろと効用はあるそうですが、
わが米づくりの先生、南伊豆米店の中村大軌さんによると、
「稲を大人にさせるための儀式」とのこと。

水路との間に溝を掘る

水を抜こうとしてもなかなか抜けない……。上の田んぼや水路からじわじわ入ってきているのでは? 水路との間に溝を掘って水が抜けるようにすると……、抜けました! 試行錯誤の日々です。

田んぼに残った獣の足跡

水が抜けるとこんな感じ。ん……!? 獣の足跡が……。このあと、隣の田んぼの方がうちの田んぼも含めてぐるっと電気柵を囲ってくれました。本当に皆さん親切です。田んぼを始めなかったらこうした地元の人とのつながりもできませんでした。

そして、中干し完了!! 
再び水を入れます。

中干しを終えた8月、お盆前の田んぼの様子

中干しを終えた8月、お盆前の様子。なんだか大人になってきた!……のかな? 奥の土手には百日紅(さるすべり)の花が。この田んぼを大切にしてきた地元の方々の思いを感じます。この景色の中での作業が気持ちよくて、夕方、涼しくなってきた頃に田んぼに通っていました。

水面から稲を見てみた

刈った畔の草を集めるためしゃがみこむ。視点を変えると違う世界が見えてくる。カエルになってここで泳ぎたい~というくらい暑い夏でした……。

そして……いよいよ……。

穂が出た~!!!!!

穂が出た~!!!!!
もう、うれしくて小躍りしたいくらいでした。
いや、してました。

穂のまわりの白いひげのようなのは稲の花です。
見たことない自分は、なんじゃこれ? 虫??? と疑問に思い、
すぐさま中村さんに質問……。
答えは朝の2時間ほどしか咲かないという稲の花の閉じた状態とのこと。
ほんと、知らないことばかりです。

さあ残すは稲刈り! 
田植えのメンバーに、穂が出た時期から割り出せる
稲刈りの時期を伝えて、気持ちは収穫へと向かっていました。