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親が決めた移住に娘は…?
順風満帆というわけにはいかない、
移住した家族のリアル|Page 4

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.023

Page 4

最近になって私も
仕事に本腰を入れられるようになりました。

移住した当初は娘と一緒にいることを優先して、仕事をセーブしていました。
その後、娘が少し慣れてきたかな? という頃に数日東京へ出たのですが、
下田に残っていた娘が保育園に行きたくないと号泣。
せっかく慣れてきたところだったのに、
引っ越してきた当初に逆戻りの状態になってしまったのです。
やはり母親と離れることで不安になってしまうのだ、
そうはっきりわかりました。

それからは、東京滞在のときには娘の気分転換も含めて
一緒に連れていったり、あとから夫と娘に合流してもらったりして
なるべく娘と離れないようにしました。
その後、娘の様子を見ながら独行する機会を増やしていき、
次第に娘も慣れていきました。

最近では3日くらい東京でまとめて仕事をすることもあります。
私がいないあいだ、夫は娘を楽しませようと精一杯頑張ってくれています。
先日も3日ほど東京で仕事をして帰宅すると、
娘がおちゃらけた笑顔で出迎えてくれたので安心しました。

そして、先ほどの友人家族も夫と娘のことを気にかけてくれて、
夕食に誘ってくれたり。
本当にみんなの支えがあってここまでこれたのだと感じています。

私が不在時の、夫と娘の朝ごはん。飲食店を経営していた夫、料理はお手のもの。土鍋ご飯と味噌汁、愛情たっぷりのごはんを用意してくれます。ありがとう!

話が少しそれてしまいましたが、そんなこんなで東京にも出やすくなり、
月に1、2回程度撮影に出かけています。

それと、最近は下田や伊豆で撮影する機会にも恵まれています。
移住したからにはその土地での仕事もしていきたい! と願っていたので、
初めて声をかけてもらったときにはうれしくてうれしくて、
すぐ夫に報告しました。

いままでつき合いのある東京の出版社から声をかけてもらうこともあれば、
新たな出会いがきっかけで初めてお仕事させていただく方も。
東京と下田、両方を行ったり来たりしながら
自分の仕事も続けていけたらと思っています。

下田にある飲食店〈TableTOMATO〉にて撮影。娘と夫も同行するという東京ではあり得なかった働くかたち。群れで動くようなこうした働き方が私にとっては居心地がよくしっくりきます。娘も自分のカメラを持ち出してお料理撮影。

上記撮影内容は、雑誌『ソトコト』11月号に掲載されています。店主の山田真由美さんやお料理ほか、我が家も店に集まる客として出演しております。

下田に住み始めて半年経ったいま。
家族みんなが落ち着き始め、ようやく日常が始まりつつあります。
これから下田での暮らしが始まる、そんな新たな気持ちに包まれています。

夫が毎朝、登園バスの乗り場まで娘を送りに行きます。私はこの海を望む坂の上からお見送り。