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岐阜の「やまがた」から届いた
伝統食材を使った、おはぎづくりの
ワークショップが開催。

コロカルニュース

posted:2015.10.10   from:岐阜県山県市  genre:ものづくり

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Takatoshi Takebe

武部敬俊

たけべ・たかとし●岐阜出身。名古屋在住。出版/編集職に従事した後、ひとりで制作・出版する雑誌“THISIS(NOT)MAGAZINE”を手がける。現在は多数のイベントを企画制作しつつ、ウェブマガジン“LIVERARY”を日々更新/精進しています。押忍!
http://liverary-mag.com/

「やまがた」の食材を使ったワークショップ
「やまがた旅図鑑/桑の木豆のおはぎをつくろう」が
本日10月10日(土)、食とものづくりスタジオ FERMENTにて開催されます。

「やまがた」と言うと、真っ先にイメージするのは、
東北の山形県かもしれませんが、
岐阜県にも山県(やまがた)という市があります。

今回のワークショップを企画したのは、フードデザイナー・佐藤実紗さん。
名古屋を拠点に「食」というテーマを中心に据えたクリエティブを行う、
フードデザインオフィス「オイシイワークス」として活動する彼女は、
この「やまがた」の魅力を紹介するフリーマガジン、
『やまがた旅手帖』『やまがた旅図鑑』を長期にわたって制作してきました。

2013年に発行された『やまがた旅手帖』は、
夏の北山集落を中心に、田舎ならではのちょっぴりディープなスポットや
地元のお母さんたちの食卓風景を伝えています。

翌年2014年に発行した『やまがた旅図鑑』では、
「人」と「つなぐ」をキーワードに編集・制作され、
山県市西北部をめぐる人物図鑑がテーマとなっています。

過疎高齢化が深刻な問題ともされる里山エリアでの、
地域住民たちのリアルな暮らしや歴史風土を伝え、
未来への想いをまとめた、これらの冊子物。

その制作活動を通じ、「オイシイワークス」と「やまがた」のお母さんたちの間に、
より親密な関係性が築かれていきました。

地域のお母さんたちが中心に運営する、農家レストランの立ち上げにまで発展。

そして、今回の出張ワークショップでは、
山県市美山地域の伝統食材「桑の木豆」をつかった、
手づくりおはぎを地元のお母さんと一緒につくる、
そんな温かな内容となっています。

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ところで、この「桑の木豆」って何なのでしょうか?

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岐阜県・山県市美山地域の伝統食材「桑の木豆」。

今回、おはぎづくりの主役となる「桑の木豆」はいんげんまめの一種。
昔から桑畑が多くあった山県市で、桑の木に絡ませて
栽培されていたことからその名がついたのだそうです。
近頃では珍しい食材でもある、この「桑の木豆」を使って、
山県の里山で暮らす料理名人・藤田好江さんからおはぎづくりを学びます。

講師を務める、藤田さんは山県市北部の生産物直売所に参画し、
これまでも地域の農産物を活かした料理講師のほか、
各地での地域おこし、アグリビジネスの講演会も行ってきた人物です。

このワークショップでは、おはぎづくりだけでなく、
藤田さんの手づくり里山料理も味わえます。
おはぎづくりが終わったら、みんなでいっしょに、
おいしいものを囲んで、たのしく食事をとります。

忙しい毎日の中で忘れてしまいがちな、
食事の時間を大切さについても改めて噛み締めながら、
この機会に、岐阜県・山県市のちいさな里山から届いた、
自然に恵まれた暮らしの一片を感じてみてはいかがでしょうか。

■やまがた旅図鑑「桑の木豆のおはぎをつくろう」

日程:2015年10月10日(土)

時間:①11:30~13:00 ②13:30〜15:00 ※定員:各回10名

参加費:無料(別途食とものづくりスタジオFERMENTの入会1500円が必要です)

持ち物:エプロン、ハンドタオル、筆記用具

場所:食とものづくりスタジオ FERMENT

住所:神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目21番1 FujisawaSST SQUARE 1F

TEL:0466-34-8544

MAIL:info@ferment.or.jp

http://www.ferment.or.jp/20151010_yamagataws

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