震災からたちあがる 松島の新しいお祭り 「松島流灯会 海の盆」

宮城県・松島町の、町民の若手有志らが作り上げた
新しい夏祭り「松島流灯会 海の盆」が
本日と明日、開催されます。
海の盆が始まったのは震災が起こった2011年。
震災の被害を受けた松島では、それまで行われていた
観光イベントを中止することになりました。
そこで地元の人が集まって、みんなのちからを合わせて
地域の祭りを30年ぶりに復活させたのです。

海の盆が行われる舞台は、松島が誇る国宝、瑞巌寺の周辺一帯。
旧来からの行事と、新しく考えられた行事が調和しているのもこのお祭りの特徴です。
15日には大盆踊り大会、16日には700有余年の歴史を持つ
伝統行事「大施餓鬼会(おせがきえ)」が行われます。

おせがきえとは櫓が組まれた広場で、瑞巌寺山内一門の僧侶50名が
塔婆を焚きお経をあげる行事。
そのほか、灯籠流しや盆踊りのほか、松島の子どもたちが作った
灯籠をともす「みんなの灯道」、「線香花火広場」など盛りだくさん。

海の盆では、祭りだけでなく、事前企画として、地元のおじいちゃんが
こどもたちに教える「精霊馬づくり」ワークショップなども行われています。
お迎えはご先祖様に早く会いたいので足の速いキュウリの馬を、
送りはご先祖様とのお別れが名残惜しいので足の遅いナスの牛を。
そんな昔の風習を聞きながら、こどもたちがお盆の意味を学んでいきます。

海の盆は、これらの取り組みが評価され、
2012年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
お近くの方はぜひお出かけしてみてください。

海の盆

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