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沖縄の移動をエンタメに変える
次世代型インフラのヘリコプターバス

コロカルニュース

posted:2023.7.27   from:沖縄県那覇市  genre:活性化と創生

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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Riho Nakamori

中森りほ

なかもり・りほ●東京生まれ東京在住のフリーライター/編集者。仕事やプライベートで月に1回以上、地方や海外へ。各地のおいしい食べ物やお酒、素敵なホテルや旅館を発掘するのが趣味。好きな番組は『ブラタモリ』『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』。

沖縄の景色を一望しながらの快適な移動が叶う、ヘリコプターバス

リゾート地・観光地として国内外から人気の沖縄本島。
公共交通機関があまり発達していない沖縄では車移動が当たり前ですが
レンタカー屋の数にも限りがあり、繁忙期は混雑を極めています。
特にアフターコロナで沖縄には多くの観光客が戻ってきており
オーバーツーリズムによるレンタカー不足、人手不足、交通渋滞など
観光におけるさまざまな課題が浮き彫りになってきました。

ヘリコプターでありながらバスのように気軽に利用できる交通インフラを目指した次世代型モビリティ

そこで新たな交通インフラとしてこの夏に登場したのが、ヘリコプターバスです。
その名の通り、ヘリコプターでありながらバスのように気軽に利用できる
交通インフラを目指した次世代型モビリティです。

飛行高度約200メートルの空中から沖縄の美しい海岸線やエメラルドグリーンの海、豊かな自然景観を眺めながら快適な移動が叶う

ヘリコプターバス〈Blue Mobility〉の魅力は、飛行高度約200メートルの空中から
沖縄の美しい海岸線やエメラルドグリーンの海、豊かな自然景観を眺めながら
快適な移動が叶うこと。
ヘリコプターの高い機動性とパノラマビューを組み合わせることで
通常では見ることのできなかった絶景を堪能することができます。

那覇空港から本島北部・名護への移動が90分→30分に短縮

車よりもスピーディーに南北に長い沖縄本島の移動ができる

ヘリコプターバス〈Blue Mobility〉のもうひとつの魅力は
車よりもスピーディーに南北に長い沖縄本島の移動ができること。
例えば那覇空港から沖縄本島・名護への移動は、車であればピックアップも含め
約1時間半かかるところ、ヘリコプターバスでは約30分程度で到着可能です。
今回の就航地は那覇空港、恩納村、名護の3拠点。
那覇空港から恩納村も約25分でアクセスできるようになります。

また、事前のネット予約と決済ができるので、搭乗までもスムーズです。
那覇空港に到着後、そのまま空港でヘリコプターに乗り換えて移動ができます。

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1〜2万円と従来のヘリコプターよりも手頃な価格で利用可能

搭乗人数はパイロットを含めて最大4名

通常、ヘリコプターを利用すると高額な費用がかかるイメージがありますが、
今回ヘリコプターバスと謳っていることからも、
リーズナブルな価格設定になっています。
移動に必要な費用はひとり1〜2万円で、搭乗人数はパイロットを含めて最大4名。
家族や友人と共に、空から眺める沖縄の絶景という特別な体験を味わえます。
さらに8月25日まで実施中のクラウドファンディングでの応援購入によって
よりお得に搭乗できるリターンも用意されています。

災害発生時には、ヘリコプターが沖縄の地域住民を助ける防災システムとなります

また、今回の事業は観光交通以外にも地域防災の観点もあります。
津波や渋滞で陸路が活用できないような災害発生時には、
ヘリコプターが沖縄の地域住民を助ける防災システムとなります。
ヘリコプターを使うことで、災害時の救援物資の運搬、
被災者の救助や病院への搬送も可能です。

〈Blue Mobility〉は那覇空港、恩納村、名護の3拠点を結ぶルートからのスタート

〈Blue Mobility〉は那覇空港、恩納村、名護の3拠点を結ぶルートからのスタートですが
今後より多くのエリアや観光地をカバーするために、ルートの拡充も検討されています。
沖縄の移動手段、観光の新たな形として定着しそうです。

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