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posted:2022.12.20 from:東京都港区 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
長引く積雪で、昔は冬になると
仏壇に花が飾れなかったという東北や北信越地方。
その代わりとして生まれたのが「絵ろうそく」です。
その技術は京都にも伝わり、
京絵師による手描きの「絵付けろうそく」は、
工芸品としても高く評価されています。
このたび、そんな和・京ろうそくの老舗〈中村ローソク〉と、
地域活性化プロデュースを手がける〈株式会社Chanois〉による
和ろうそくブランド〈京ROUSOKU+〉から、2022年11月3日より、
京阪電車モデルのオリジナル和ろうそくが発売されました。
「中村ローソクの手描きの技術を生かし、
これまでにないユニークなろうそくをつくろう」と企画され、
1年の月日を経て、商品化されたこちら。
特急色の8000系モデル(上から赤・金・黄)、
3000系モデル(紺・銀・白)、普通車モデル(緑・黄緑・白)の
3モデルのカラーが京絵師によって鮮明に表現されました。
もちろん、ろうそくの箱も車両カラーです。
手作業でムラなく各色の高さを合わせながら、
車体カラーを表現するのが難しかったのだそう。
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京阪線でもっともグレードが高く、
京都へゆったり旅をするクロスシート車両「8000系」。
赤色、黄色、金色の組み合わせは、十二単や紅葉、祝祭、金蒔絵など
エレガントなイメージを連想させるカラーコンビネーションです。
特急用としても使用される粋な「3000系モデル」。
水都の中心、中之島の粋なスマートさを意識させるカラーです。
紺色は淀川水系の流れや京のれんや紺袴など、伝統と格式を感じさせ、
銀色の帯や白色は、都市のきらめきを表すと同時に、石庭における川の流れを表現。
紺色と銀色、白色の組み合わせで、風流でモダンさが光ります。
京阪線の一般的な、沿線の各駅を結ぶロングシート車両です。
緑色は、樟葉~淀間に代表される緑あふれる沿線風景に重なるとともに、
成長・発展・若々しさといった京阪の企業カラーを象徴しています。
京阪の伝統色であるグリーンに白色を織り交ぜることで、モダンな印象に。
3車両をまとめ買いできるお得なセットもあります。
すべて〈京ROUSOKU+オンラインショップ〉と、
東京・赤坂にある〈京ROUSOKU+ SHOP〉で購入可能。
クリスマスや年末年始を、
この暖かな京阪電車ろうそくとともに過ごすのも良さそうです。
*価格はすべて税込です。
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