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デザイン・隈研吾、
命名・原研哉のカフェも。
〈飛騨産業〉の〈HIDA高山店〉が
リニューアルオープン!

コロカルニュース

posted:2022.11.14   from:岐阜県高山市  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

新設されたクラフトマーケット Photo: Masayuki Hayashi

ゆかりのあるクリエイターとのコラボや木材を使ったアロマなど、
見どころが盛りだくさん!

〈飛騨産業株式会社〉が、以前より運営していた〈HIDA 高山店〉をリニューアルし、
複合ショップ〈HIDA 高山店 森と暮らしの編集室〉を
10月22日(土)にオープンしました。

「異彩を、放て。」というヘラルボニーが掲げるミッションに共鳴したHIDAが、在籍作家・伊賀敢男留のアート作品を基に椅子張り布を開発。 Photo: Masayuki Hayashi

「異彩を、放て。」というヘラルボニーが掲げるミッションに共鳴したHIDAが、在籍作家・伊賀敢男留のアート作品をもとに椅子張り布を開発。

今年100歳を迎えるアーティスト、柚木沙弥郎の図案をテキスタイル張り布に用いた「第七號椅子」のコーディネート。 Photo: Masayuki Hayashi

今年100歳を迎えるアーティスト、柚木沙弥郎の図案をテキスタイル張り布に用いた「第七號椅子」のコーディネート。 

店内は、飛騨産業が大切にしている
「人を想う」「時を継ぐ」「技を磨く」「森と歩む」の4つの価値観で構成され、
飛騨の匠の技術と精神を受け継ぐクラフトとしての家具を、
アート作品を基に開発したテキスタイルや、
ゆかりのあるアーティストの作品とコーディネートして提案されています。

高山で制作活動を行う安土草多のガラス器 Photo: Masayuki Hayashi

高山で制作活動を行う安土草多のガラス器。 Photo: Masayuki Hayashi

木の表情を活かした松尾吉一の作品  Photo: Masayuki Hayashi

木の表情を生かした松尾吉一の作品。 Photo: Masayuki Hayashi

今回のリニューアルにあたり、新たに設けられたのが
地元作家の作品を中心に集めたクラフトマーケット。
充実の品揃えだという森の恵みをかたちにした木のオブジェや、
お土産にもぴったりなこだわりの飛騨の食材など
気になるアイテムが販売されています。

香りを抽出した樹種を用いたアロマオイルのテスター Photo: Masayuki Hayashi

香りを抽出した樹種を用いたアロマオイルのテスター。 Photo: Masayuki Hayashi

「森の香りの研究所」のコーナー Photo: Masayuki Hayashi

「森の香りの研究所」のコーナー。 Photo: Masayuki Hayashi

クラフトマーケットの一角にある「森の香りの研究所」では、
家具にならない木材や枝葉などを活用した、
100%天然・無添加のアロマオイルシリーズを展開。
お店からほど近い自社研究室から直送される採れたてのアロマの量り売りや、
限定樹木の精油バリエーション、 セルフブレンドのスプレーづくりなど、
同店限定のサービスはアロマ好きな方には気になるところ。

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隈研吾が空間と家具のデザインを手掛けたカフェ店内 Photo: Masayuki Hayashi

隈研吾が空間と家具のデザインを手がけたカフェ店内。 Photo: Masayuki Hayashi

別棟のテラスでは愛犬とともにカフェタイムを楽しめる Photo: Masayuki Hayashi

別棟のテラスでは愛犬とともにカフェタイムを楽しめます。 Photo: Masayuki Hayashi

グルテンフリーの米粉のシフォンケーキ〈飛騨山椒ショコラ〉 Photo: Masayuki Hayashi

グルテンフリーの米粉のシフォンケーキ〈飛騨山椒ショコラ〉。 Photo: Masayuki Hayashi

併設された自然派カフェ〈椅子と珈琲〉の内装デザインは隈研吾さん。
名前はグラフィックデザイナーの原研哉さんが命名したのだそう。
下呂の名店〈緑の館〉の豆で淹れるクラフトコーヒーを楽しめるほか、
テイクアウトもでき、テラスでは愛犬とともに過ごすことが可能です。

HIDA 100年の歴史を伝える展示コーナー Photo: Masayuki Hayashi

HIDA 100年の歴史を伝える展示コーナー。 Photo: Masayuki Hayashi

飛騨地方の広葉樹のバリエーション。HIDAでは国産材使用に力をいれている。Photo: Masayuki Hayashi

飛騨地方の広葉樹のバリエーション。HIDAでは国産材使用に力をいれています。Photo: Masayuki Hayashi

また、店内には一昨年に創業100年を迎えた飛騨産業の
各時代を代表する椅子と各種資料の展示コーナーも新設。
飛騨産業の歴史としてはもちろん、
日本における西洋家具の生活史としても楽しめるでしょう。

全体的にパワーアップした岐阜の飛騨産業のショップ。
現地に訪れた際はぜひ足を運びたいですね。

オープニングイベントの鹿児島睦さんと設計事務所imaの小林恭さん・マナさんによるトーク&ライブペインティングにて誕生した、草花や動物たちが描かれた家具medel(メデル)が現在オークションにかけられています。

オープニングイベントの鹿児島睦さんと設計事務所〈ima〉の小林恭さん・マナさんによるトーク&ライブペインティングにて誕生した、草花や動物たちが描かれた家具〈medel(メデル)〉が現在オークションにかけられています。

お店リニューアルオープンにあわせて鹿児島睦さんが制作したハンドメイドの陶器3点も抽選にて販売。HIDAの穂高のためにデザインされたテキスタイルと同じく「ナベダイラ」 のイメージが描かれています。

お店リニューアルオープンにあわせて鹿児島睦さんが制作したハンドメイドの陶器3点も抽選にて販売。HIDAのソファ〈穂高〉のためにデザインされたテキスタイルと同じく「ナベダイラ」 のイメージが描かれています。

現在限定記念アイテムのオークションの入札を11月30日まで受付中。
オークションの収益の一部は動物愛護の団体に寄付されるとのこと。
ご興味ある方はぜひご応募ください。

「HIDA高山店 森と暮らしの編集室」の建物は、明治期の元小学校の校舎を改装を重ねて使用。Photo: Masayuki Hayashi

HIDA 高山店 森と暮らしの編集室の建物は、明治期の元小学校の校舎を改装を重ねて使用。Photo: Masayuki Hayashi

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HIDA 高山店 森と暮らしの編集室

住所:岐阜県高山市名田町 1-82-1

アクセス:JR高山駅乗鞍口より徒歩15分

営業時間:10:00〜18:00

定休日:水曜日

*駐車場有り

tel:0120-606-655

Web:公式サイト

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