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posted:2022.8.23 from:和歌山県伊都郡高野町 genre:旅行
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writer profile
Mae Kakizaki
柿崎 真英
かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。
高野山の中心部に、文化複合施設〈高野山デジタルミュージアム〉が
8月3日にオープンしました。
“心の解放の旅への入り口”をコンセプトに、
この地で1200年以上受け継がれてきた弘法大師空海の想いや
歴史的建造物を解説するVRシアター、
〈猿田彦珈琲〉がプロデュースするスペシャルティコーヒーなどを提供するカフェ、
ミュージアムショップで構成されています。
250インチの大スクリーンと高輝度プロジェクタ―、
7.1chサラウンドのシアター環境を誇るVRシアターで上演されるのは、
高野山二大聖地のひとつである壇上伽藍(だんじょうがらん)を舞台にした
『高野山 壇上伽藍―地上の曼荼羅―』。
専属ナビゲーターによるコントローラー操作に合わせて
空間を自由に移動できるほか、
デジタルならではの視点や演出により、
知られざる文化財の魅力を圧倒的な没入感と臨場感で体感できます。
また、シアター内の椅子や壁紙などには高野霊木を使用し、
天井造作には伝統の格子天井を用いるなど、
空間づくりにも高野山を体感できるような仕かけが。
カフェ〈高野山 café雫〉では、〈猿田彦珈琲〉プロデュースによる
オリジナルブレンドコーヒーの「高野山ブレンド」をはじめ、
精進カレーや精進だし茶漬けなど
地域生産者や事業者の食を取り入れたフード・スイーツメニューが楽しめます。
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高野山ブレンドや精進カレーは、ミュージアムショップでもお土産用に販売。
そのほか、高野山ならではのお土産が多数揃います。
施設入口正面には、伝統的な左官技術とオリジナリティあるアイデアによって
数々のアート作品を生み出している左官職人、久住有生(くすみなおき)氏による
アート作品の展示も。
高野山で採取した土を用いて、
ここで培われてきた暮らしや自然に想いを馳せながら、制作されたと言います。
高野山の魅力をあますことなく発信するミュージアム。
この地域が持つ文化的・歴史的魅力について理解を深めてから
周辺散策を行えば、
その文化資源に込められた意味や想いをより深く体感できるはずです。
information
高野山デジタルミュージアム
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山360
Tel:0736-26-8571
営業時間:10:00~17:00
定休日:12月~2月不定休 ※VRシアターのみ毎月最終月曜日休演
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