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posted:2017.8.7 from:石川県金沢市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年10月14日(土)〜11月26日(日)、
石川県金沢市にて〈金沢21世紀工芸祭〉が開催されます。
これは、クラフト分野で認定を受けたユネスコ創造都市・金沢市が
工芸の魅力を発信する大型工芸フェスティバル。
2回目を迎える今年は「工芸を遊ぼう。」をテーマに
工芸・まち・食を楽しめる8つのコンテンツを中心に展開します。
ここでは、コンテンツ内容をざっとご紹介!
趣膳食彩は、料理人と工芸作家が真摯に向き合い、
食と工芸のすばらしさを五感で味わえるプログラム。
江戸期の金沢の町人・梅田甚三久による日記をひもとき、
歴史に思いを馳せる「野掛け振る舞い」(=ピクニック)や、
北陸3県(石川・富山・福井)の料理人によるコラボレーションプログラムなどが楽しめます。
10月14日(土)〜11月26日(日)開催
工芸回廊は、東山・主計町(かずえまち)の町家で、
工芸作品を鑑賞できる回遊型展示イベント。
金沢らしい風情が残る町家に作家とギャラリーが工芸作品を出展します。
作家やギャラリストとの交流も、楽しみのひとつ。
10月19日(木)〜22日(日)開催
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金沢の茶の湯文化を体験してみたいという方は金沢みらい茶会へ。
「トラディショナル」「コンテンポラリー」というふたつのテーマで茶会を開催し、
思い思いの解釈でおもてなしの場をつくります。
普段は一般開放していない国指定登録有形文化財や、鈴木大拙館、
ホテルなど、バラエティに富む会場も見もの。
10月15日(日)〜11月26日(日)開催
金沢のものづくりを体験したい方には、金沢みらい工芸部がおすすめ。
これは、若手作家の指導のもと、金工や漆芸、染色などの技法を学ぶワークショップ。
作家の想いを追体験してもらいながら、未来の工芸を支える
使い手となる道をひらくことを目指します。
10月14日(土)〜11月25日(土)開催
金沢市とその近郊に存在する23のアートスペースが連携して行うプログラム。
展示やアートスペースをインターネットなどで紹介する
〈アートスペースインタビューズ〉、アートフェアなどを開催します。
10月14日(土)〜11月26日(日)開催
〈アトリエ・天工人〉主宰の建築家・山下保博さんや陶芸家の中村卓夫さん、
〈SIMPLICITY〉代表の緒方慎一郎さんら、
10名の工芸作家、建築家などが参加する展覧会。
「建築を、ひとつの工芸として考える」をテーマに、
工芸建築が生み出す新たな可能性を提案します。
11月17日(金)には、工芸建築の魅力を語るシンポジウムも。
11月7日(火)〜19日(日)開催
世界的に活躍する研究者、キュレーター、オーガナイザーがパネリストを務めるシンポジウム。
美術的な価値づけ(キュレーション)と、市場の形成(マーケット)という
工芸を巡るふたつの課題から工芸の現状を浮き彫りにし、将来性と可能性を探っていきます。
11月23日(木・祝)開催
21世紀を生きる若手工芸作家は、どのような視点で制作に向き合っているのか?
本工芸祭の総合監修を務める秋元雄史さん
(東京芸術大学大学美術館館長・教授/金沢21世紀美術館特任館長)
が聞き手となり、工芸の最前線のテーマに迫ります。
11月10日(金)開催
イベントの詳細および予約方法は後日明らかになるとのこと。
ぜひ最新情報をチェックしてみてくださいね!
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