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憧れの薪ストーブ導入!
薪ストーブの選び方から
煙突工事、設置まで|Page 6

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.116

Page 6

いざ配管・設置、そして点火!!!

ポチっとしてしまえば、あとは前へ進むのみ。
煙突工事、設置の段取りをします。

重厚な薪ストーブ

なんと重量が100キロもあり、搬入もひと苦労。設置箇所は床下地の補強もしました。重いということはその分、蓄熱するということ。本格的に使い始めるのが楽しみです。

今回のリノベーションでは水道、電気、ガス工事については
専門業者にお願いしましたが、それ以外の
解体、大工、塗装、タイル工事などは自分たちで行いました。

でも、この煙突工事は、天井に穴を開けて、煙突を通して、
瓦屋根を貫通させるという、かなり難易度高めの工事になりそうです。
おまけに工程的に余裕がまったくないこともあって、
知人の大工さんに煙突工事をお願いしました。

穴をあける天井を調査中

大工さんが天井を加工している間、自分は屋根の瓦を外します。

瓦を外す

天井の穴に組んだ煙突を通し、瓦貫通部材を被せました。

天井に煙突を通す

屋根から突き出た煙突

コーキング作業中

雨が漏らないように祈りつつコーキング。建築の仕事を長くやってたので、雨漏りには随分と泣かされてきました。その立場からすると、瓦屋根に煙突をあとから施工すること自体、かなりリスクがあります。どうか漏りませんように……。

そして、ここまでできたらあとは薪ストーブの設置です。
まずは、炉台をつくります。

平瓦を床に敷く

薪ストーブはフローリングに直接ではなく、燃えにくい材料でつくった炉台に置きます。この炉台は下田の古いまち並みで印象的な「なまこ壁」に使われる平瓦で仕上げました。せっかくなら下田らしい材料で、と探していたら友人に譲ってもらってしまった。

炉台に薪ストーブを設置

いざ設置! 100キロの重さに平瓦が割れてしまうのでは? と不安でしたが大丈夫でした! いやしかし、重かった。

平瓦にのったストーブ

炉台に平瓦、いい感じです! 皆さまに助けられてようやくここまで。感謝してもしきれません。

これから後ろに見える壁と薪ストーブの間に
「遮熱壁」をつくるのですが、とりあえずの設置は完了です。
新品の薪ストーブは塗料を定着させるために
「慣らし運転」が必要とのこと。
設置が完了した日の夕方、さっそく、慣らし運転の点火をしました。

薪ストーブに点火

ついたついた!! 苦労が報われる瞬間です。煙突をまっすぐ上に持っていったのがよかったのか、しっかり上昇気流が起きていて、よく燃えてくれます。

慣らし運転は、あまり熱くしすぎてはいけないということで、
少なめの薪だったのですが、充分に暖かく、
そして、ゆらゆら炎を眺めているだけで幸せな気分になります。

ストーブの中でゆらめく炎

何度かの慣らし運転を終えて、遮熱壁をつくったら
本格的な「薪ストーブ暮らし」の始まりです。
しばらくは、このリノベーションで出た廃材や端材を片づけながら
燃やして部屋を暖めていこうと思います。

ストーブの前で体育座りする奥さんと娘さん

さあ、いよいよ工事も大詰めです。
これから寒さも本格的になります。
薪ストーブで暖まりながら、あとひと息、頑張ろう~。