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オープンしてから、すでに「南伊豆くらし図鑑」のプログラムを
体験した宿泊客もいます。お客さんの反応は?
「いい意味で、へこんで帰っていくお客さんもいるんですよ」
とイッテツくん。
「自分は、いまの暮らしを続けていていいのだろうか……」
「都会のほうが先進的だと思っていたけど、
どっちが先進なんだろうか……」などなど。
南伊豆の方の暮らしを目の当たりにすることで、
発見や気づきを得るようです。
宿のコンセプトは「暮らしの寄り道」。
いろんな生き方に触れることで、自分の暮らしを振り返ったり、
改めたりする機会になればという思いからです。
そもそもイッテツくん自身が、寄り道ばかりの人生を歩んできました。
「寄り道をしながらいろんな人と出会って、
いろんな生き方に触れることができたからこそ、
いまの自分がある気がします」
私も過去、自分の暮らし方に迷っていた時期がありました。
そんなとき、自然と惹かれていったのは地方で暮らす人々の姿でした。
「何もない」と思われがちな地方で、とても豊かに暮らす人の姿。
「あ、そういうことだったのか」と、
だんだんと自分の進むべき方向が見えてきたのです。
きっと私のような人が南伊豆を訪れて、
これからの暮らしのヒントを得られるのかもしれない。
そんな想像をしています。
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