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実は以前にも、家族3人でショールームを見学させてもらいました。
いま住んでいる家での暮らしがいまひとつしっくりきておらず、
家探しをしていたのです。
詳しくは夫の過去の記事に書いてあるのですが、
ひとつの案としてトレーラーハウスはどうなんだろうと考え、
内見させてもらったのです。
そのときにも私と娘はとてもワクワクして、
「住んでみたい!」と妄想を膨らませました。
2度目のタイニーハウス見学を終えて帰宅したあと、
家族でいろいろと妄想してみました。
もし庭に置いてみたら? 何に使う?
ロフトの上段には誰が寝る?
テラスを大きくつくって、夜空を眺められたらいいよね。
物はかなり減らさなければならないけれど、一層断捨離をしようか。
そんなことを妄想しながら目の前のわが家を見渡すと、
いまの暮らしの無駄の多さに愕然とするのです……。
いまわが家がタイニーハウスに住めるかというと、
実際のところなかなか難しいと思います。
けれど、「こんな暮らしができたらワクワクするよね」
と想像するのはとても楽しい。
そして「動かせる家・小さい暮らし」という新しい概念を知ったことで、
いままでとは違う世界が見えたように思います。
家というものをいわゆる“不動産”としか捉えていませんでしたが、
「まさか、家が動かせるなんて思っていなかった……」
とその概念が崩れ、さらに無駄を削ることで
本当に必要なものを見直せるのではないかと考えてみたり。
私たち夫婦が好きな『ふたりの桃源郷』という映画があります。
老夫婦が人里離れた山奥で、タイニーハウスならぬ、
バス1台で寝泊りして暮らしているのですが、
子どもが巣立ったあと、夫婦でそんな暮らしをしたらどんなかな?
なんて想像したら、なんだか笑ってしまいます。
いままで思い込んでいた価値観から、
もっと自由になってもいいのかもしれない。
そんなことを考えたタイニーハウス体験でした。
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