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伊豆の宿泊施設
〈Tiny Base The River〉で
タイニーハウスの小さい暮らしを体感|Page 4

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.078

Page 4

動かせる家、小さい暮らし

実は以前にも、家族3人でショールームを見学させてもらいました。
いま住んでいる家での暮らしがいまひとつしっくりきておらず、
家探しをしていたのです。

詳しくは夫の過去の記事に書いてあるのですが、
ひとつの案としてトレーラーハウスはどうなんだろうと考え、
内見させてもらったのです。
そのときにも私と娘はとてもワクワクして、
「住んでみたい!」と妄想を膨らませました。

テラスからの眺め

開放的なテラスからは、満開の河津桜を一望することができます。(The River HOUSE)

ロフト

4つの窓に囲まれたロフト部分。ここを自分の寝室にしたい……。(The River HOUSE)

ロフトの天窓

ロフトのベッドに寝そべり天窓から空を眺める。最高じゃないですか。(The River HOUSE)

シアタースペースのようなリビング

2棟の小屋をデッキでつなぎ、接続した部分をリビング仕様にしています。(The River HOUSE)

1階寝室

1階部分の寝室。(The River HOUSE)

キッチン

コンパクトながら使い勝手の良いキッチン。(The River HOUSE)

2度目のタイニーハウス見学を終えて帰宅したあと、
家族でいろいろと妄想してみました。

もし庭に置いてみたら? 何に使う? 
ロフトの上段には誰が寝る? 
テラスを大きくつくって、夜空を眺められたらいいよね。
物はかなり減らさなければならないけれど、一層断捨離をしようか。

そんなことを妄想しながら目の前のわが家を見渡すと、
いまの暮らしの無駄の多さに愕然とするのです……。

窓の外に桜

寝室の窓からは川沿いの桜が。(The River HOUSE)

いまわが家がタイニーハウスに住めるかというと、
実際のところなかなか難しいと思います。
けれど、「こんな暮らしができたらワクワクするよね」
と想像するのはとても楽しい。

そして「動かせる家・小さい暮らし」という新しい概念を知ったことで、
いままでとは違う世界が見えたように思います。

家というものをいわゆる“不動産”としか捉えていませんでしたが、
「まさか、家が動かせるなんて思っていなかった……」
とその概念が崩れ、さらに無駄を削ることで
本当に必要なものを見直せるのではないかと考えてみたり。

テラスのテーブルにマグカップ

私たち夫婦が好きな『ふたりの桃源郷』という映画があります。
老夫婦が人里離れた山奥で、タイニーハウスならぬ、
バス1台で寝泊りして暮らしているのですが、
子どもが巣立ったあと、夫婦でそんな暮らしをしたらどんなかな? 
なんて想像したら、なんだか笑ってしまいます。

いままで思い込んでいた価値観から、
もっと自由になってもいいのかもしれない。
そんなことを考えたタイニーハウス体験でした。

デッキ部分

4月にもうひとつ新たな施設〈Tiny House The TRee〉がオープンする予定です。

information

map

amagear Tiny Base 

住所:静岡県賀茂郡河津町浜390-1

Web:Tiny Base – 伊豆でタイニーハウスに泊まろう!

Instagram:@amagear_tinybase

文 津留崎徹花