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正月を過ぎたらお飾りはどうする?
正月飾りで感じた東京と下田の違い|Page 4

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.076

Page 4

下田で続く、小正月の行事

さて、その正月飾りも東京にいたときには
「いいのかな……」と思いながらゴミ箱へ捨てていました。
けれど、下田では“どんど焼き”が小正月(1月15日)前後に
各地区で行われています。

どんど焼きというのは、長い竹や木でやぐらを組み火をおこし、
お正月に飾った門松や正月飾りを集めて焼く火祭りのことです。
五穀豊穣や無病息災などの願いが込められ、
煙を浴びたり、残り火で焼いた餅や団子を食べると
健康でいられるといいます。

東京でも神社や山よりの地域でやっているようですが、
私たちの住む地域では馴染みのないものでした。
下田に来てから初めて経験し、それからは毎年出向いています。

正月月飾りひとつとっても、下田に住み始めてからは
少し変化があります。
昔ながらの暮らしが未だ残っている下田、
そうした環境がいままで気づかなかったことを教えてくれます。

浜辺でどんど焼き

外浦地区でのどんど焼きは、未明から始まります、朝焼けの海を背にした炎はとても幻想的です。

どんど焼きに参加したたくさんの人

竹も焼く

以下、柿崎地区でのどんど焼き。毎年友人たちと一緒に参加するこの行事は、娘が大人になってからもきっとよい思い出になります。

竹の先に餅を刺して焼く

友人家族とともに餅を焼く。熱い、煙い! けれど、なんだかとても楽しい。

焼き上がった餅

餅をほおばる夫と娘