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移住で飲み方が変わった?
みんなの手づくりおつまみが並ぶ
“家飲み”のススメ|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.074

Page 2

1割から9割に逆転した「家飲み」

が家は夫婦ともにお酒を飲むのが好きで、
夜の晩酌が日々の楽しみとなっています。
幸運なことに、下田で知り合った友人たちの多くがまたお酒好き。
バーベキューしよう! とか、缶詰飲みしてみない? とか、
忘年会しようとか。
ことあるごとに集まっては、みんなで飲み会を開いています。

その飲み会なのですが、東京に住んでいた3年前と比べると
ちょっとした変化があります。
それは、「家飲み」が増えたこと。

大人数で家飲み

東京でも自宅に友人を招いたり、友人の家で飲むこともありました。
けれど、夫婦それぞれが別々の友人と
外で飲むほうがはるかに多かったのです。
おそらく家飲み1割で外飲み9割といった具合。
それがいまは逆転して、1割くらいが外飲み、
あとはほとんどが家飲みです。

鍋を囲む

なぜ家飲みが増えたのか。
その理由のひとつは、ほとんどの友人が夫婦共通であること。
夫だけ知っている友人、私だけが知っている友人というのは
ほとんどいません。下田は小さいまちなので、
人との関わり方が入り組んでいるのです。

たとえば子ども同士が同級生のうえに、
仕事とプライベートの両方で関わっていたり。
お互いの家族を周知しているので、集まろうとなれば
家族同伴になることが多いのです。

子どもたちはUNOに夢中

ギター演奏で宴会

夫婦で出かけるということは、おのずと子連れになります。
子どもも含めた大人数となれば、
やはり周りを気にせずにのんびりできる家飲みのほうがラク。
そして、下田は東京よりも格段に家の面積が広いので、
大所帯でもおさまります。

わが家も含め、友人たちは皆マンションではなく一軒家に住んでいます。
ご近所さんを気にすることもなく、子どもたちが走り回ることができる。
なので、飲む日程が決まると
「どこのお店に行く?」ではなく
「誰の家にする?」という流れになるのです。

テーブルの上にはたくさんの料理が

ツイスターゲームをプレイ中

子どもの頃やったよ、懐かしい! ツイスターゲーム。お酒を飲みながらだと、俄然盛り上がる。

もちろん家飲みだけでなく外飲みも好きです。
下田にもおいしい居酒屋があるので、気分転換に家族で飲みに行きます。
夫は仕事関係の人とちょくちょく外食もしますし、
来客時にはわが家おすすめの居酒屋に出かけることもあります。
そうした外飲みの刺激もとても楽しいものです。

けれど、ここ最近、家飲みの心地よさをしみじみと感じています。
なぜこんなにも幸福感に包まれるのだろうか……。

鍋料理を頬張る友人

食卓をみんなで囲むという行為、それ自体にまず幸せを感じるのですが、
外食で食卓を囲むよりもさらに増すこの一体感はなんだろう。
その鍵は、みんなが持ち寄ってくれる“手料理”にあるのではないか。