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“釣りガール”が営むゲストハウス
〈Daja(ダジャ)〉に泊まる。
シュノーケリングも魅力の南伊豆の旅|Page 5

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.065

Page 5

みんなでつくって、いただきまーす!

お次は旅のお楽しみ、晩ごはんです。
Dajaは宿泊業の規定で食事を提供することはできず、
キッチンを開放してゲスト自らがつくるスタイルとなっています。

釣った魚を調理中

みんなでつくる晩ごはん。このキッチンで知らないゲスト同士が親しくなることが多いそうです。

下ごしらえ中

釣った魚を天ぷらにします。

準備もできて、乾杯!!

大勢でテーブルを囲み乾杯

ほかの宿泊客や松原さんも一緒に食卓を囲みます。
松原さんはこうしてゲストたちとの交流を楽しんでいるそうです。

釣った魚が天ぷらに

さっきまで海を泳いでいた魚をいただく。子どもたちにもとても貴重な経験です。

翌日の朝食もみんなでつくりました。
友人家族との旅行でこうしてキッチンを使える宿に泊まったのは
初めてでしたが、これは楽しいですね。

大根おろし中

娘は同級生の妹ちゃんとふたりで協力して大根おろしを。指をおろさないかヒヤヒヤ……。

その後、松原さんに集落を案内していただきました。

集落の細い路地を進む

松原さん曰く「伊豆の尾道」というまち並み。確かに!

入り組んだ細い道、階段沿いに家々が建っています。
車が入っていけない路地がつくる集落。
静けさと不便さのなかにいまの社会がなくしてしまった何かを感じます。

井戸を発見

井戸! なんともレトロですが、いまでも現役、生活用水として使われているそうです。子どもたちも興味津々。

猫も発見

道行く集落の方たちもDajaの宿泊客とわかるとすごく好意的に接してくれます。

釣りが目的のお客さんにも機会があれば
こうして集落を案内をすることもあるそうです。
せっかく泊まりに来てくれたのだから
この集落のファンになってもらいたい。
そんな思いからだと松原さんは言います。

出会う集落の方たちの温かさ、そしてゆっくりと流れる時間に
すっかり癒されました。

路地でみんなで記念撮影

ゲストハウス開業にあたって、松原さんのお父様は
最後まで反対をされていたそうです。
自分も父親という立場で考えるとその気持ちもわからなくはない……。
もっと商売やりやすいところでやったらどうか? 
と思ってしまいそうです。

でも、お父様がゲストハウスの船出を祝う会に来られたとき。
多くの地域の人に支えられている松原さんを目の当たりにして一転、
「こんなにたくさんの方が応援してくれるなら……」
と認めてくれたそうです。

子浦の集落から眺めた海

「漁村再生釣りガール」の挑戦はまだまだ始まったばかり。
この集落がどう変わっていくのか? 僕も楽しみでなりません。
隣町、下田からその挑戦を応援していきたいと思います。

information

map

Guest House Daja

住所:静岡県賀茂郡南伊豆町子浦1626

宿泊料金:2名9800円~、ドミトリー3800円~(繁忙期、年末年始は価格変動あり、定員16名)

釣りガイド料金:ひと組1時間2000円~(道具、餌代別)、釣船はひと組5000円~(道具、餌、船代別)

Web:Guest House Daja Facebook

予約・問い合わせ:daja.minamiizu@gmail.com

文 津留崎鎮生