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娘は今年から小学校に入学し、初めての夏休みを過ごしました。
およそ1か月。どこか旅行にでも? とも思いましたが、
結局東京の実家に帰省したくらいで、あとは下田でのんびりと過ごしました。
天気がいい日は海で遊び、のんびりしたい日は自宅で宿題。
長い休みでしたが飽きることもなく、
まだまだ夏休みが続いてほしいくらい楽しかった。
というのも、この夏休みをきっかけに
また新たな楽しみを知ってしまったのです。
「さあ、もうすぐ夏休みだ! 何をして過ごそうか?」と考えていた折、
娘が小学校から持ち帰ったのが
〈下田ブルーオーシャン マリン講座〉という冊子。
目を通してみるとサーフィンにボディーボード、
船釣りや採蜜体験など、いろんな体験学習ができるというのです。
下田ブルーオーシャン マリン講座を行っているのは、
〈し~もん〉という下田のアウトドアや自然体験の案内所です。
し~もんは市内で体験講座を開催している事業主さんを
Webや冊子、道の駅にある窓口で紹介しています。
以前は事業主さんが個々に集客していた体験講座でしたが、
それらを集めて紹介することで、初めての方でも申し込みやすいように
という下田市の取り組みで、市が観光協会に運営を委託しています。
海や山のアクティビティに加え、まち案内やヨガなど、その内容は多様です。
通常のし~もんのメニューは、観光客はもちろん
地元の方々も多く利用されているのですが、それとは別に、
下田在住の小・中学生とその保護者を対象に実施しているのが
下田ブルーオーシャン マリン講座で、
一年に4回実施されています(中学生は夏期講座のみ)。
登録している事業主さんに、子どもでもできるような体験学習を
企画してもらい、その講座に市が補助金を充てています。
そのため参加費も通常より低く、無料のものから2000円くらいまでと、
手頃に楽しむことができるのです。
子どもたちが将来大人になったとき、
どうか下田を誇れるようになってほしい。
そのために、子どもの頃から下田の魅力に触れてもらいたい。
そうした願いが込められています。
数ある講座からわが家が申し込んだのは、
そば打ち体験、船釣り、そして紅型(びんがた)作品づくりです。
親の興味で選んだふしもあります、はい。