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こんな人は要注意!?
移住に向いていない人って
どんな人?|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.041

Page 3

移住に向いてない人はどんな人?

まずは、これ。

1 収入を下げたくない

自分や妻もそうですが、移住した人たちの話を聞くと、
みなさん収入が下がっています。
下がることに加え、先がどうなるかわからないという不安もあります。
やはり移住で一番ひっかかるのはそこかもしれません。

地方に移住してもブログなどで稼ぎ続ける方もいるようですが、
実際そんな人はひと握り、特殊な例です。
実は僕もブログで収入得られないか? 
とちょっとかじったことありますが、とても厳しい世界。
すぐに手を引きました。

そして、まっとうに仕事をしようとしたら、まっとうに収入が下がりました。
基本的に都会より稼げません。

下田の場合はさらに困ったことに、ひとりの収入が下がるなら
共働きで、と考えても、子育て中であればそれもまた厳しいです。
娘が春まで通っていた保育園の帰りのバスの時間は16時(保育園ですよ!)。
そして、春から通っている小学校には学童保育がありません。
昼過ぎには子どもが学校を終えて帰ってきます。

地元の方はおじいちゃんおばあちゃんに預けて
共働きしている方もいらっしゃいますが、移住者は厳しそう。
もちろん暮らす地域によって違うとは思いますが
(下田でも学童保育がある地域はあります)、
この環境の違いは都会とは大きく異なる点です。

でも、収入は下がったけど暮らしは豊かになった、そう感じています。
収入以外に価値をおけるか? そんな暮らしを楽しめるか? 
その辺は大事なことかと思います。

妻のつくった自家製酵母のパンと、僕がとったはちみつ

東京では平日の夕食は自宅でとることはほとんどありませんでした。移住してからは家族で揃って夕食をとることがほとんど。この日のメニューは妻のつくった自家製酵母のパンと、僕がとったはちみつ。随分と暮らしが変わりました。

とはいっても実際、収入や将来のことで不安になることもあります。
でも、どうにかなる! 何かあったらそれはそのとき対応する! 
とポジティブに考えてやりすごしています。
無計画といわれればそれまでですが、それくらいでないと
移住は難しいのかもしれません。

6月の妻の誕生日、プレゼントは採れたて巣ごとのはちみつを。お金はかけられなくなったけど、特別感たっぷりで。

2 虫、爬虫類と暮らせない

移住、特に温暖で自然豊かなところでの田舎暮らしを考えるなら、
虫嫌いはかなり厳しいです。ちなみにわが家は
ダンゴムシ、クモ、ムカデ、ゲジゲジなどなどと共生しています。
「共生」というのもたまにお目にかかるというレベルではないからです。
ヤモリ、トカゲも遊びに来ます。

こちらゲジゲジさん

こちらゲジゲジさん。はっきり言って何度見てもぞっとします。でも実はかなりいいヤツでゴキブリ、ダニ、シロアリを退治してくれるらしい。でも、これがゴキブリをむしゃむしゃしてる現場を見たらちょっとトラウマになりそう。床下か天井裏でお願いします!

こんなヤツが天井に貼りついているトイレで用を足せないと、
田舎暮らしは厳しい、そう思っていいかもしれません。
ちなみにわが家の場合、最初かなりビビってた娘もだいぶ慣れました。
子どもは順応が早い!

スズメバチの巣を撤去中

そういえば先日は軒下にスズメバチの巣がふたつもできました。養蜂着を借りてきて撤去。ちなみに昨夏は業者に頼み、お値段2万円以上! なんでも自分でできるようにならないとですね。

3 心配性すぎる

収入の話もそうですが、ほかにも心配しだすときりがないという点が医療面。
多少の差はあれ、地方は都会ほど医療機関が充実していません。

ちなみに下田でいうと総合病院はありますが、
難易度の高い治療や手術は車で1時間以上、
峠を越えて病院まで行かなければなりません。
救急車も峠を越えていくことが多いようです
(天気のいいときだとヘリが飛ぶので、
倒れるなら天気のいいときがいいよと言われました……)。

何かあったらすぐにでも設備の整った病院で治療を受けたい
という発想の方は、都会の大病院の近くに住むべきなのでしょう。

東京での渋滞の様子

東京では救急車が渋滞にはまってるのをよく見たなあ……。