menu
記事のカテゴリー

移住して約8か月。
新しい土地でどうやって地域に
なじんでいくのか?|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.026

Page 3

地域の問題解決の一歩となるイベントに参加

10月末には「竹楽しみまくる下田」という、
今年から始まったイベントに参加しました。
放置竹林問題の解決策のひとつとして、
また夏に比べておとなしい秋の下田のまちを盛り上りあげるべく、
商工会議所と地域おこし協力隊、ボランティアスタッフが中心となり
開催されたイベントです。

放置された竹林から竹を切り出してきて、穴をあけて竹の灯篭をつくり、
秋の下田のまちを照らすというこのイベントには、
何かと関わっている飲食店〈table TOMATO〉で知り合った方から
お誘いを受けて参加することになりました。

幻想的な竹灯籠の灯りが秋の下田のまちを照らしました。

下田市には何人かの地域おこし協力隊がいて、
それぞれ「まちの活性化」と「里山づくり」といったように
担当が分かれています。
「竹楽しみまくる下田」には、まちの活性化と里山づくりの両面があり、
それぞれの協力隊がうまく連携してこそのイベントだったともいえます。

イベントの1か月ほど前に竹の切り出しを行いました。下田だけでなく日本中でよく目にする放置竹林、調べるとかなり根深い問題のようです。こうして竹の活用法を考えていくことが大切なことなのでしょう。

作業場には連日ボランティアが訪れ、竹に穴をあけ灯篭を制作していました。つくられた竹灯籠の数は大小合わせて約700個! 祭りで使われた竹灯籠はその後、希望者のもとに渡っていきました。来年また竹の切り出しから行うので、このイベントを持続することが竹林のメンテナンスにもなるのです。