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築80年の家の片づけがスタート。
家族で一緒につくる家|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.104

Page 2

いま、家を購入しようと思った理由

回夫がこの連載でお伝えしましたが、
先日、下田で家を購入しました。

正直なところ、移住した土地で家を購入するというのは
なかなか勇気のいることでした。
そもそも自分たちはこの先どう暮らしていくのだろうか。
東京にいる母や姉家族と、
このまま離れて暮らしていていいのだろうか……。

いままでなんとなく放置してきたことを
きちんと整理しなくてはならないのですが、
その結論がなかなか出ないのです。

家を購入するのはリスクを伴うので、とても迷いました。
けれど、思うような賃貸物件に出会えない状況が長く続くうちに
(詳細については前回の夫の記事を)、
家を購入するのもありなのではないか……? 
子どもと過ごす時間が長いこの時期に、
ある程度のお金を使って家族で楽しむのもありなのでは? 
という気持ちが湧いてきたのです。

津留崎徹花さんの娘さんの勉強机まわり

いま住んでいる家の娘の部屋。自分の部屋を模様替えしたり、小物でコーディネートしたりするのがとても好きで、いろいろ工夫して楽しんでいます。

そして、東京の姉家族とも相談していくなかで、
みんなが下田と東京を自由に行き来できるようにするのはどうか、
という案があがりました(もちろんコロナの状況次第ですが)。
そのためにも、姉家族がもっとくつろげるような家をつくろう。
そんなふうに考え始めたのです。

エスボードを楽しむ

新居の庭でエスボードをして楽しむ娘。

娘と姪っ子が海の生き物を撮影中

姉家族も下田が好きで、長期休暇にはよく来てくれます。新居ではのんびり滞在できるような環境をつくりたいと思っています。娘と姪っ子、大好きな爪木崎にて。

とはいえやはり契約が近づいてくると緊張が走り、
悪人に追いかけまわされて逃げる夢を見たり……。
「本当にこれでいいのだろうか……」
と夜中に目が覚めて不安になったりもしました。

それを察してか、娘が
「新しいおうち本当に買うんだね!? 楽しみ!」と。
その言葉を聞くと、
「そうだよね! みんなで楽しい暮らししようね!」
と前向きになれるのです。

黒板に書かれた「家を買ったぞ〜!!」のメッセージ

新居にもともとあった黒板に、娘が人知れず描いたメッセージ。

いざ契約を終えて鍵をもらうと一気に実感が湧いてきて、
不安よりもわくわくがまさってきました。
週末にはお弁当を持って、家族みんなで新居に出かけています。
そうしていま、少しずつ家の片づけを始めました。

津留崎さん、義母、娘が片づけ方を相談中

テーブルで漫画を読む娘さん

新居にすっかりなじみ始め、漫画を読んでくつろぐ娘。