平成の記憶に残るミュールを、奈良発〈HEP〉が新解釈。新作「Sabrina」が好評
奈良県大和高田市の〈川東履物商店〉が手がけるサンダルブランド〈HEP〉から、新作ミュール「Sabrina Horsebit(サブリナ ホースビット)」が登場した。
日本の暮らしに根づいた「ヘップサンダル」
ヘップサンダルとは、かかとのない“つっかけ”タイプの履物のこと。映画『ローマの休日(1953)』でオードリー・ヘップバーンがサンダルを着用したことから、その名が広まったとされる。土間や庭先、近所への買い物など、さっと履ける日常履きとして長く日本の家庭で親しまれてきた。刺繍や金具など、さまざまな装飾を取り入れながら発展してきたのも特徴だ。
老舗の履物づくりから生まれた〈HEP〉
そのヘップサンダルを現代の暮らしに合わせて再解釈しているのが〈HEP〉だ。ブランドを手がける〈川東履物商店〉は1952年創業。履物の産地として知られる奈良で、企画・製造から販売まで70年以上にわたり携わってきた。なかでも主力商品だったのがヘップサンダルだ。
2020年にスタートした〈HEP〉では、ヘップサンダルの気軽さを受け継ぎながら、現代の装いになじむデザインと快適な履き心地を提案している。
平成に親しまれた「サブリナ」を現代へ
今回の「Sabrina」は、履物業界で「サブリナ」と呼ばれてきた、つま先が閉じたUチップのモカシン型ミュールをベースにした一足。30年ほど前の平成の時代、百貨店での買い物や観劇、日帰りのドライブなど、少し装いたい場面で女性たちに履かれていたという。その懐かしいシルエットを、〈HEP〉が現代の一足として仕立て直した。
名前は映画『麗しのサブリナ(1954)』にちなむ。装飾には、1953年に誕生したホースビットローファーを想起させるゴールドの金具をあしらい、アッパーには上品な光沢のある素材を採用。1950年代に生まれたふたつの意匠を、一足のミュールに落とし込んでいる。
軽さと履き心地にもこだわって
アウトソールには大阪で製造したオリジナルのウレタンソールを採用し、軽さとしなやかさ、耐久性を実現。インソールには吸汗・放湿・抗菌・消臭機能を備えた素材を使用し、甲の高さを調整できるパッドも付属する。ミュール特有の“パカパカ感”にも配慮した設計だ。
懐かしいシルエットと、現代の暮らしに合わせた機能性を兼ね備えた「Sabrina」。奈良で受け継がれてきた履物づくりと、過去のデザインを現代に読み替える〈HEP〉の視点が重なった一足だ。
Information
1952年、奈良県大和高田市に創業した〈川東履物商店〉が、2023年6月にオープンした直営店舗。全商品を取り揃え、その場で試着したり、ルームランナーの上を歩きながら履き心地を確かめることができる。
住所:奈良県大和高田市曙町15-33|地図
営:13:00〜17:00
休:月・火・水・木・日
※詳細は公式Instagramを確認
※駐車場あり・試着可
Instagram:@hepsandal
HP:https://hep-sandal.stores.jp/items/6971b921e12a9548b8756e05
Information
1952年創業の〈川東履物商店〉が手がけるサンダルブランド〈HEP〉の新作ミュール。
カラー:Black
サイズ:22〜28cm(ユニセックス)
プライス:19,800円
オンラインショップ:https://hep-sandal.stores.jp/items/6971b921e12a9548b8756e05