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月刊特集・ミルクもクラフトで。

Local Craft Milk 

いま知るべき。
個性豊かな「クラフトミルク」

自然の中でのびのび育てる「放牧」、
牛の力を活かして環境負荷を下げる「循環型酪農」、
牛をノーストレスで育てる「アニマルウェルフェア」など
牧場主が牛や環境、そして牛乳のことを考え尽くした
さまざまなスタイルがあります。

それぞれの牧場が環境に合わせ、手間ひまかけて、
丁寧につくられた牧場牛乳「クラフトミルク」。

草の風味がしたり、甘くてすっきりしていたり、
地域の風土、季節、牛の種類や飼料など……
ひとつとして同じ味わいはなく、
牧場ごとに異なる個性を見つけることができます。

牧場主のこだわりが凝縮された、
クラフトミルクをひとくち飲んでみると、
牧場によってこんなにも違うのかと、
これまで持っていた印象もきっと変わるはずです。

味や値段を均質化し、大量に製造するのでなく、
牧場単位でつくられるクラフトミルクのひとつひとつに、
つくり手のこだわりや、さまざまなストーリーがある。
その多様な魅力がより深く広がれば、もっと身近に感じ、
日常に溶け込んでいくかもしれません。

本特集では、国内160か所以上の牧場を巡り、
全国のクラフトミルクが集まる〈武蔵野デーリー〉、
能登半島で被災した牧場、東京23区に残る唯一の牧場が
大切にする地域の酪農のあり方など、
これから注目される動きや、つくり手の思いをお届けします。