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伊豆下田の豊かな秋の味覚で、
自家製ジンジャーシロップ、抜き柿、
しその塩漬け、かぼちゃのポタージュを|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.151

Page 2

新生姜でジンジャーシロップ

年も残すところあと2か月となりました。
つい先週まで、下田はTシャツ姿の人を見かけるほど
陽気に包まれていて、年末という実感がまったくわかず。
けれど、朝晩が少しずつ冷え込むようになり、
ようやく四季の移り変わりを感じ始めています。

直売所をのぞくと、栗や柿に里芋、銀杏などなど秋の食材がずらり。
ついワクワクして買いすぎてしまうのですが、
そうしてキッチンにたくさんの地物野菜を持ち込んでは
料理を楽しんでいます。
今回は、私がこの時期に仕込んでいる
自家製のあれこれをご紹介したいと思います。
私はプロの料理家ではないので、
あくまでも家庭用に自分が楽しみながらつくっているものです。
ご参考までに。

ここのところ頻繁につくっているのが、
自家製のジンジャーシロップです。
夫が経営するカフェ〈風まち下田〉で
ジンジャエールを提供するために、試行錯誤を重ねました。
この時期にはちょうど新生姜が出回るので、
それを用いたシロップをつくっています。

ビニール袋に入ったたくさんの生姜

材料

・新生姜 …… 200グラム
・きび砂糖 …… 170グラム
・黒糖 …… 60グラム
・水 …… 250cc
・カルダモン …… 4粒
・クローブ …… 5粒
・シナモン …… 1〜2本
・柑橘類 …… 1個(レモンやライムなど)
※スパイスをお茶の袋2つにわけて入れておく。
1つ目はカルダモンのみ、2つ目はそのほかのスパイスを。

スライスしたたくさんの生姜が鍋に入っている

スライスした生姜と砂糖をまぜて1時間ほどおくと、こんなにたくさんの水分がでます。

 生姜をよく洗い(私は歯ブラシを使っています)、薄切りにする。

 鍋に生姜と砂糖をいれて馴染ませ、1時間以上置く。(生姜の水分を引き出すため)

 スパイスと水を入れ、沸騰したら弱火で20分ほど煮込む。

 ザルでこす。

 生姜汁と煮出した生姜の半量、カルダモン(袋から出す)をフードミキサーにかけて、なめらかな液状にする。(私はバイタミックスを使っています)

 柑橘の汁を絞りいれたら完成。

グラスに入ったジンジャーエール

わが家から車で20分ほどの場所に、山からの湧水をくめる場所があります。その水をつかってつくるソーダ水はやわらかくてとてもおいしく、ジンジャーエールに使うのもそのソーダ。庭の柚子をぎゅっと絞って。