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稲刈り前の準備に必要なこととは?
稲架かけや天日干しまで、
手作業が集約したお米づくり|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.134

Page 2

稲刈りの10日前にトラブル発生

回、田植えをしてから稲がどのように育っていくのか?
ということで夏までの稲の成長の様子をお伝えしました。

参加者が横一列に並んで田植え

地域の人、子どもたち、友人たちと共に5月末に行った田植え。

田植えが完了した水田

植えたばかりの苗はヒョロヒョロで頼りなさげです。

青々と育った稲

夏の日を浴びて、ぐんぐん育つ稲。

鹿に入られて稲を食べられたトラブルについて書きましたが、
その後もわが家の田んぼは少なからずのトラブルが訪れます。
だいぶ稲穂も色づいてきて、稲刈り予定日まであと10日という頃に
やってきた台風で広範囲の稲が倒れてしまったのです。

円を描くように倒れた稲

倒れた部分がミステリーサークルのように……。

台風明けに恐る恐る行った田んぼで
この光景を目の当たりしたときには、わが目を疑いました。
これまでも一部分の稲が倒れてしまったことはありましたが、
ここまで倒れたのは初めてのこと。

調べたり聞いたりしたところ、
うまく対処すればちゃんと収穫できるそうです。
ただ、倒れたままで穂が水に浸かってしまうと発芽してしまい、
収穫できなくなってしまうので注意が必要だとか。
どうやって水に浸かるのを防ぐのか?

そんなこんなを呆然とした表情でスマートフォンで調べていると、
隣の田んぼの方が、
数束を一緒に束ねて起こしてあげるといいんだよ、
とやり方を教えてくれました。
束ねるのは稲わらで、
と自分の田んぼで出た稲わらを提供してくれもしたのです。

束ねて立ち上げた稲

立派に育ってくれただけに、持ち上げるのもひと苦労……。こんな感じで数束を稲わらで束ねて、水に浸かってしまうのを防ぎました。ネット検索ではなかなかたどり着けなかった対処方法。本当にありがたいです。来年は台風に負けない稲をつくりたい!

あとはひたすら束ねるだけ! ということで、
休日返上で家族で束ねまくりました。
最初はかなり手こずっていたのですが、
途中からだいぶコツを掴んできて……。

束ね終えた一面の稲

倒れてしまった稲をほぼ束ね終えました。
(写真ではあまり違いがわかりませんね)
これなら倒れたトコも収穫できそうだと、ホッとしました。