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お米の自給自足で、喜び、感謝し、
悩み、苦労した58日間の記録。
SNSに投稿した本音とは?|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.133

Page 2

進行形の「稲梓の田んぼ記録」シリーズ

年は春に田んぼの引っ越しをして、下田で最も山深い地域
「稲梓(いなずさ)」で米づくりをしています。
5月末にみなさまの協力をいただき田植えをしました。
田植えの様子はコチラ

その後、少なからずのトラブルはありましたが、
この原稿を書いている8月初旬まで無事に育ってきています。
稲刈りは順調に行けば10月末頃の予定です。

今回は、田植えをした後に稲がどう育っていくのか?
意外と知られていないその様子をお伝えしたいと思い、
日々、SNSにあげていた「稲梓の田んぼ記録」シリーズ(?)を
見返してみました。
いつかこんな記事を書くの日のために、
作業中や作業を終えて気持ちがフレッシュなうちに、
書き綴っていたのです。

それを見返して、あらためて思ったこと。
変にこれをまとめるのではなく、そのまま転載したほうが
「移住のリアル」をモットーとするこの連載に
あっているのではないか?
ということで、SNS(Facebook、Instagram)への投稿を、
補足を入れつつ転載します。

ちなみに、自分が取り組むのは
「ナリワイ」としての米づくりではなく、あくまで「自給用」です。
「ナリワイ」と「自給用」ではかなりその様子が違います。
その点、ご容赦ください。
稲がどう育つのか? ということに興味がある方や、
自分たちのつくる米をつくってみたい! という方の
参考になったらうれしく思います。

2022年6月2日 稲梓の田んぼ記録 5日目
「補植」

田植え直後の田んぼ

田植えした後に流れてしまったところと、
植え切れていなかった端っこのほうの補植をする。
先日植えた苗は随分と根が伸びていて、成長を感じる。
しっかりと水が行きわたるように少し水を増やす。

水が少し増えた田んぼ

“朝活、気持ちいい〜。
さあ、鉄兵ちゃんが山からたっぷりハチミツの巣枠を
持ってくる時間だ。
今日もおいしいハチミツしぼるぞ〜。”

「鉄兵ちゃん」とは自分が働く養蜂場〈高橋養蜂〉の
高橋鉄兵さんのこと。
平日午前中は高橋養蜂で仕事をしているので、
その前後に田んぼに行くようにしています。

田んぼの作業は毎日たくさんするものではなく、
水の具合をみて、日々ちょっと調整したりというのが多い。
そんなこともあり、
仕事場か自宅の近くで米づくりをしたいということで、
結果、高橋養蜂の近くに、田んぼの引っ越しをした経緯があります。
この時期は、高橋鉄兵さんが山から巣枠を持って帰ってきて、
自分がその巣枠からハチミツをしぼる作業をしていました。
ハチミツをしぼる過程についてはコチラを。

2022年6月7日 稲梓の田んぼ記録 10日目
「梅雨入りの水管理」

“関東は梅雨入り。
東海は来週くらいとか遅れてるらしい。
下田は一応東海だけど、
まあ、関東寄りなので梅雨入りと考えたほうがいいのか。
水管理、気をつけねば。
稲、無事に育ってます。
今のところ、雑草も出てきてない。
ありがたや。”

米づくりの肝ともいえるのが「水管理」。
適正な水量にすることで、雑草を抑えて、稲を健全に育てます。
田んぼに水を入れる配管が詰まったり、
大雨の前には水を絞ったりしなければならないので、
日々の水管理が欠かせないのです。